「第28回・2019年次RJCカーオブザイヤー」(主催・特定非営利活動法人 日本自動車研究者ジャーナリスト会議)のテストデーと最終投票が、11月13日にツインリンクもてぎで行われた。RJCカーオブザイヤーは、前年11月1日から今年10月31日までに発表された新車、FMCされたモデルおよびそのクルマに搭載されたテクノロジーを対象に、選考委員が自動車の性能や利便性などの評価を行い、その年次におけるもっとも優秀な自動車とその技術を顕彰する。

   国産車が対象になる「カーオブザイヤー」はノミネート車11台から、11月1日の第1次選考会で三菱エクリプスクロス、日産セレナeパワー、スバル・フォレスター、ホンダCR-V、クラリティPHEV、マツダCX-8が6ベストに選出。最終投票の結果は第1位エクリプスクロス(253点)、第2位セレナeパワー(175点)、第3位ホンダクラリティPHEV(165点)となり、エクリプスクロスがイヤーカーに決定した。三菱自動車のイヤー賞獲得は、2007年次のiいらい12年ぶり。

   授賞理由は「スタイリッシュなクーペスタイルのコンパクトSUVというだけではなく、三菱自動車独自の電子制御4輪駆動技術「S-AWC」により、高い走破性、操縦安定性を確保。新開発1.5 L直噴ターボエンジン+8速スポーツモード付CVTは、中低速トルクを向上させることで、活発な走行性能を実現した」。

   輸入車を対象にした「同・インポート」には全16台のエントリーからBMWX2、ボルボV60、XC40、アウディA8、A7スポーツバック、VWポロが上位6台に選ばれた。最終投票の末、第1位BMWX2(236点)、第2位ボルボV60(161点)、第3位VWポロ(154点)となり、BMWX2が受賞した。

 授賞理由は「SUVとクーペを融合させたBMW独自のSAC(スポーツ・アクティビティ・クーペ)としてアグレッシブなプロポーションを持つ。1.5L直列3気筒ターボ+7速DCTのFFモデルと。2.0L直列4気筒ターボ+8速スポーツATの4WDモデルのATを用意。ダイレクトはステアリングとパワフルな走りに加え、小回りの利く優れた日常性能を併せ持つ」。

 ニューモデルに搭載された新しい技術を表彰する「テクノロジーオブザイヤー」は、日産セレナe-パワーに搭載されたeのパワーエンジンが選ばれた。 

 授賞理由は「エンジン、バッテリーといった主要パーツを自社製品を使って構成、基本原理は単純なシリーズハイブリッドながら、低燃費の電動車両を低コストでまとめ上げた。減速回生ブレーキも最大活用することで、ワンペダルの操作で運転を楽しくかつ負担も軽減した」。

 また、商用車のホンダN-VANへ「特別賞」が贈られた。



via 中古車Rパーツ
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