日野自動車(下義生社長)が、2018年度中間決算の席上で、中長期な考え方「2025年に向けて」を発表した。

 下義生社長は「自動車業界は100年に一度の大変革期と言われますが、3万人の『チーム日野』にとっては、大きなチャンスと思っています。重大交通事故やCO₂問題、人手不足など様々な社会問題が人脈・物流においても顕在化するなか、これらの課題を解決すべく、自社のみならず思いを同じくする仲間づくりを通じて、あらゆる力を結集し、真正面から取り組みます。2020年過ぎから、すべてのマイルストーンが変わっていく。今から進めないと間に合わなくなる課題もある」と語った。

 半年かけて作り込んだという「2025年に向けて」では、「実現したい社会」として、自由に安全に効率的に、人と物が移動する「豊かで住みよい持続可能な社会」を掲げた。そのために、①交通事故のない安心・安全な社会 ②人、物の移動による環境負荷の少ない社会 ③人、物が自由に最適に移動できる社会をめざす。

 複雑化しているお客さまと社会の課題を、①安全・環境技術を追求した最適商品 ②最高にカスタマイズされたトータルサポート ③新たな領域へのチャレンジという「もっと、はたらくトラック・バス」の3つの方向性の取り組みで複合的に解決しる。

 持続的成長に向けた事業基盤強化として、2025年度の数値目標は、売上高2兆5000億円(1兆8000億円)、営業利益率2500億円(800億円)、販売台数30万台(18万台)、グローバル保有台数約270万台(約175万台)、グローバル整備入庫率約5割(約3割)、期待入庫台数約135万台(約52万5000台)。<( )2017年度実績>。

 これを実現するために、現在の新車販売が主体の収益構造を、保有+ソリューションを伸ばした安定収益構造へ転換を図る。

 なお、日野自動車2018年度中間決算は、グローバル販売台数10万106台となり、初めて10万台を突破した。売上高9578億円(12.7%増)、営業利益382億円(4.0%増)、経常利益379億円(4.0%増)、当期純利益241億円(2.5%増)。



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