155社が加盟する一般社団法人・日本自動車用品・部品アフターマーケット振興会(NAPAC、舘信秀会長)の「第2期総会」および傘下団体の73社加盟のASEA事業部(高瀬嶺生事業部長)「第47期事業部会」(総会に相当)、95社加盟のJAWA事業部(中嶋敬一郎事業部長)「第28期事業部会」が、10月23日に東京都内で開催された。

   舘信秀NAPAC会長は「自動車業界は今100年に一度の大変革期を迎えています。NAPACも社団法人化したわけですから、ASEA、JAWAの名称も捨てて完全一本化して、皆さんの知恵を一つにすることでEV化、自動運転化というオートアフターマーケットの危機を乗り越えるというのも有効な手立てであると個人的には思っています。

   NAPAC・ASEA事業部の会員各位とも関係が深いモータースポーツの世界にも、大変革の波は着実に押し寄せており、今後HVやEVの戦いに注目が集まることでしょう。こうした中で、カーカスタマイズをフィールドとするNAPAC会員各位が自動車ユーザー、社会に今後猛烈にアピールしていくことは『カッコ良さ』だけではないかと思います。自動車ユーザーがクルマの『カッコ良さ』を追い求めることをサポートし、時に刺激してゆくことがNAPACに課されたひとつの使命であると思います。NAPAC走行会やイベントでのJAWAブース出展、オートバーツの日の認知活動などにつきましても、『カッコ良さ』とは何なのかを伝えてゆく活動であり、今後も諸活動に一層力を入れていきたいと思っています」と挨拶した。

   完全一本化について、高瀬嶺生NAPAC副会長は「理事会では一本化に向けて議論が始まっており、そのための話し合いもスタートする」と述べた。

   NAPAC総会では①第1期事業報告 ②第14期・第1期会計報告 ③同監査報告 ④第2期事業計画(案)⑤第2期予算計画(案)が議案として取り上げられ、すべて原案通り承認された。

   今期の対外的事業計画は、①NAPACの活動PR ②関係省庁、関連団体との情報交換 ③「8月2日はオートパーツの日」の認知、啓蒙活動④クリエイティブ東京・クールジャパン推進活動 ⑤毎月7、8、9月を「ナパックの日」とし「オートパーツの日」を応援 ⑥不正改造車を排除する運動への参加 ⑦一般社団法人・日本自動車会議所主催「交通安全。アクション」への参加 ⑧業界7団体で構成するオートアフターマーケット活性化連合の定期会合とコンプライアンス、スポーティング、洗車の日、海外視察委員会の活動 ⑨ユーザーへの感謝の集いとして年3回NAPAC走行会の開催。

   このうちもっとも力を入れるのが「8月2日はオートパーツの日」の認知、啓蒙活動。

 深澤広司専務理事は「3年目を迎え、製販一体となってプレゼントとストアイベントを行いました。今年度はASEA、JAWAとも『オートパーツの日』予算を新たに計上しましたので、2021年の実現に向けて、大型イベントを核とした活動を計画しています」と説明する。

 総会後には、柿元邦彦・元ニスモスーパーGT500チーム監督が「アフターマーケットとモータースポーツ」をテーマに記念講演を行った。

 柿元氏は「自動運転時代に、モータースポーツは運転する喜びや楽しさというクルマの魅力を訴求して需要を喚起することで、アフターマーケットの救世主になりうる」と力説した。



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