全国99店舗の中古車販売拠点、155店舗の新車販売拠点を展開する輸入車販売の老舗、ヤナセ(井出健義社長)が、金字塔を打ち立てた。グループの新車累計販売台数が2018年3月末時点で200万3639台となり、200万台の大台に到達した。

 ヤナセは1915年(大正4年)からビュイック、キャデラックの輸入販売を開始しているが、この実績値は同社の故、梁瀬次郎社長が初代会長を務めた日本自動車組合(JAIA)による統計が整備された1952年以降の数字だけを合算したもので、それ以前の戦前からモータリゼーション黎明期の販売台数はカウントされていない。なお、国内生産されていたVWサンタナ6414台といすゞピアッツアの1万1656台も含まれる。

 累計販売台数1万台を達成したのは1963年、10万台突破が1974年、統計開始から36年目の1988年10月には50万台に到達した。7年8ヵ月後の1996年6月に100万台、さらに8年3ヵ月後の2004年9月には150万台をそれぞれクリアした。

 今回、200万台の達成には150万台到達から13年6ヵ月を要した計算になる。バブル崩壊以降、いかに新車販売が伸び悩んでいるかがわかる。

 累計販売台数200万台のうちわけは、1952年から販売を開始したメルセデス・ベンツが、92万6674台と全体の46%を占める。続いて1953年から販売開始し1993年に一時取り扱いを中止したものの、2005年から販売を再開したVWが、41万7567台で21%となっている。VWの代わりに1993年から2006年の間に販売していたGMオペルも、22万8181台と11%の割合となっている。

 現在、ヤナセは「クルマはつくらない。クルマのある人生をつくっている。」をスローガンに掲げ、メルセデス・ベンツをはじめスマート、アウディ、BMW、VW、キャデラック、シボレーの7ブランドを取り扱っている。2017年暦年のグループ新車登録実績は4万6252台で、国内販売台数30万台を超えた輸入車市場の一翼を担っている。


via 中古車Rパーツ
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