江戸にもあった大砲製造の反射炉。( ˘ω˘ ) | 千葉の歴史、名所、旧跡アドバイザー・尼木のブログ

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東京メトロ南北線王子駅から北区滝野川

周辺を訪れました。(^^♪

滝野川を流れる石神井川・古くから

人々の生活に重要な河川でした。

王子駅から歩いて約10分ほどの場所に

以前ご紹介した旧醸造試験所第一工場が

あります。(*'▽')

明治37年(1904年)5月に創立されお酒の

醸造方法の研究や清酒の品質改良・醸造技術や

研究成果を幅広く普及させることを目的とした

国の研究機関でした。(*‘∀‘)

平成26年(2014年)12月国指定重要文化財と

なりました。それ以前の幕末にこの地には国防に

関する重要拠点が設置されました。( ˘ω˘ )

静岡県伊豆の国市韮山町に保存されている世界遺産

韮山反射炉。江川太郎左衛門英龍により建造され

大砲の製造が行われました。

これに追随して幕末の文久2年(1862年)関口水道町

(現在の文京区)に大砲を鋳造する関口製造所が建設

されましたが低湿地であり反射炉設置には難しく

現在の北区滝野川に建設されました。( ˘ω˘ )

反射炉建造に使用された耐火煉瓦です。

建設には箱館五稜郭の建造に携わった武田斐三郎や

勘定奉行や海軍奉行などを歴任した小栗忠順が尽力

致しました。

慶応2年(1866年)完成いたしましたがすぐに明治を

迎え兵器の製造修理が行われました。

滝野川反射炉は現存しておりませんが大砲を製造する

際に砲身をくり抜く錘台(すいだい)の一部が残されて

おります。( ˘ω˘ )

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