【引退後の体の変化】



引退した翌日、背中にパタパタと羽がはえたように心がとても軽くなるのを感じました。



自分では気付いていなかった心の重圧があったんでしょうか。



もう、走る事がmustでは無くなりました…



ただ、急にやめると不整脈が心配なので、自由気ままに走りたい時だけ、ほんの少しジョギングをしました。



今まで競技にマイナスになる事は全て避けてきました。そんな生活から一気に解放され、食べたいモノを食べ、夜更かしをし、ハイヒールをはいてお洒落をし、欲望のままに過ごしました。



そこで先ず起こった体の変化は、顔にブツブツが出来ました(笑)。オーバー30なので、ニキビと呼ぶかはわかりませんが?



とにかく今まで我慢してきた脂っこいもの、甘いものを好きな時に好きなだけ食べた代償に、体がビックリしたのか?顔にブツブツが…



人前に出る機会もあった為、これはいけないと思い、野菜だけはしっかり食べるようにして後は好きなモノOKというマイルールを作りました。



引退後、胃のサイズがアスリートから一般化するまでに2年程の期間を要したように感じられました。その為引退直後は運動量の割に食欲旺盛でした。



それまで、毎日自主的にのっていた体重計にも全くのらなくなりました。



体重測定といえば…



昔は多くのチームで、体重測定が義務付けられている事が多かったように思います。勿論、指導者は選手の為を思っての事です。ストレスを感じる選手も多かったと思いますが、当時は当たり前の出来事で、今現在のように行き過ぎた指導という風潮はありませんでした。ただ、例外として体重増による極端な食事制限も一部ではあったようです。



時代の流れと共に女性としての体の変化が理解され少しずつ改善されてきて良かったと思うと共に、生理の有無に関しても選手及び指導者や保護者も知識を深め、未来の選択肢を守る対策がなされる事を願っています。



そして、



引退して1ヶ月…



あら?



あれ?



まさかの?



生理!!!!!!!!



生理がきた~~~~~



初潮のような気分で、生理を再び迎える事となりました。



実に、15年ぶりの出来事でした。



これから産婦人科に行って、治療を開始しなければと思っていた矢先でした。



生理は再びおとずれました。



でも…果たして、15年間も無月経だった私は、妊娠する事が出来るのだろうか??



15年の代償はあまりにも大きく、不安はその後も続いていく事になるのです。



生理の問題と共に…アスリートの恋愛や結婚、将来設計やセカンドキャリアについても言及していけたらと思います。


次回は【セカンドキャリアとデュアルキャリア】について綴ってまいります。