タイ)首都圏陽性者の半数がデルタ(インド)株!専門家は規制強化とワクチン接種促進の訴え | チェンマイにロングステイして

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2021年7月8日朝、タイ政府のCCSA(コロナ対策担当:Covid-19 Coronavirus Situation Administration)は、武漢ウイルスの新たな感染確認者は7058人となったことを発表し、新規陽性確認者数は本日は7000人を超えました。

タイ政府CCSAの医療アドバイザーを務めるUdom Kachinthorn博士は、現在タイのバンコク都や近郊で確認されている新規陽性確認者のうち、既に約半数が武漢ウイルスのうち、インドで初めて確認された変異種のデルタ型となっている事を説明し、タイで受け入れられると想定された患者数を遥かに超える状態となっており、市民にも現在接種できるワクチンを接種する事、医療従事者はこれまで中国のシノバックのワクチン接種が行われていたため、米国のファイザー社のワクチンなどの追加接種(ブースター接種)を行う事を求めている事を、タイのNBT報道が伝えています。

(タイNBT報道)

Udom Kachinthorn博士は、タイ国内で受け入れられると想定された患者数は元々が500~1000人/日程度であるにも関わらず、これを大幅に超える新規陽性確認者数が続いてしまっていることから、適切な医療を提供する体制が危ぶまれる事を説明しています。

また市民には、現在提供されている中国のシノバック社やシノファーム社のワクチンや英アストラゼネカ社のワクチンなどは、変異種に対しても特に重症化率や死亡率を低下させる効果が期待されるので、積極的に接種して欲しいと求めています。

報道されている概要は上記の通りです。

尚、本日の2021年7月8日は、タイ国内の新規陽性確認者数は7000人を超えており、バンコク都だけで2000人を超え、死者数も75人と、いずれも前日比で増加してしまっています。

タイの首都バンコク都の邦人居住者の多いエリアでも、連日の新規陽性確認者数がさらに増加し続けている状況を受けて、邦人向け私立病院でも利用できる病床数が少なくなってしまっています。このような状況にありますので、在タイ邦人の方も感染防止対策に一層の注意が必要です。