【タイ旅行記】1月3日(ラムパーン→パヤオ) | 東風友春ブログ

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古代史が好き。自分で調べて書いた記事や、休日に神社へ行った時の写真を載せています。
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7時10分、起床後、昨日と同じくホテルのバイキングで朝食。

 

 

今日こそは何としてもパヤオ(Phayao)に移動したい。

昨日、バスターミナルで「当日の便が満席で無いなら、明日の便のチケットを売って欲しい」と言ったら、「明日の便のチケットは当日でしか売れないから、明日また来て」との返事だった。

多少不安だったが、とりあえず荷物持ってバスターミナルに行ってみるしかない。

 

 

8時10分、ホテルをチェックアウト。

パヤオ行きの便を確保するためにはなるべく早くバスターミナルに着いておきたい。

ホテルを出た交差点のところで、毎日暇そうに通行人に声を掛けていたトゥクトゥクの運転手と目が合った。

丁度いいからとトゥクトゥク(50B)でバスターミナルに向かうことにする。

見かける度に胡散臭い奴だなと思っていたが、吹っかけもせず意外に良いおっちゃんだったし、道すがら「ラムパーンでの気温46度はタイの最高記録」という面白い話も聞けたのでチップをはずんだ。

 

8時30分、無事何事もなくバスターミナルに到着。

タイの新年休暇ラッシュもようやく落ち着いたようで、昨日とは見るからに利用客の数が減っており、パヤオ行きのチケット(62B)もあっさり購入できた。

 

 

9時40分、バスはターミナルを出発し、国道1号線に出てチェンライ方面に走っていく。

車内は満員で、途中下車の乗客は大方荷物を持って自宅付近や大学前で降りていったので、今日ようやく新年休暇が明けた感じがした。

 

 

12時40分、パヤオのバスターミナルに到着。

パヤオは私にとって初めての町である。

小ぢんまりとした田舎の町だけど、湖に面していて素敵な場所と聞いたので、是非立ち寄りたいと考えていた。

さて、初めての訪問で先ず問題になるのは宿探しなのだが、幸いパヤオは最新版の「地球の歩き方」から掲載されるようになった。

 

 

ガイドブックを参考に二三軒あたってみようと、バスターミナルから歩いて路地に入ったところで、「特別価格350B」と書かれたホテルの看板が目に入る。

半ば半信半疑でホテルの受付で訊ねてみると、350Bは古い旧館の値段だと言う。

そんなことだろうと思ったが、ここならバスターミナルに近く移動に便利だし、念のため新館の方も見せてもらうと新築直後かと思えるほど綺麗な部屋だったので、迷わず新館の方に決めた。

 

 

13時00分Sabuybest HotelGoogle Mapにチェックイン(630B)。

部屋に荷物を運び入れると、すぐに観光に出かける。

 

かつてパヤオは1096年に建国された小さな都市国家でした。このパヤオ王国は、雲南やビルマ方面から南下してきたタイ人らによって建国されたと考えられ、これは一般的にタイ族史上初の国家とされるスコータイ王朝より100年以上古い。

 

 

13時30分パヤオ文化展示館(Phayao Cultural Exhibition Hall)Google Map見学(40B)。

パヤオ文化展示館は、日本で言えば地方の市立歴史館とか町立資料館といったレベルだ。

しかし、初めての町を訪れた際には、例え小規模でもこのような場所があると、その町の成り立ちとか歴史とか様々なことがざっくり理解できて重宝する。

 

 

14時10分、ワットシーコームカム前の屋台で昼食にカオマンガイ(40B)

 

 

14時30分ワットシーコームカム(Wat Sri Khom Kham)Google Map参拝。

ワットシーコームカムは、15世紀頃の造立とされる高さ約16mの大仏(Phra Chao Ton Luang)が有名で、ランナー様式の仏像ではタイ最大であり、上半身だけの大きさなら奈良東大寺の大仏よりも大きいとされる。

 

 

境内ではその大仏を模したプラ(50B)も販売されていた。

また、この寺の境内には、タイの寺院では時々見かける立体地獄絵図がある。

 

 

14時50分ワットプラタートチョムトン(Wat Phra That Chom Thong)Google Map参拝。

10世紀頃と考えられるチェンセーン様式の仏塔が小高い丘の上に建つ寺院。

 

 

長い階段を登れば、丘の上からパヤオ市街やパヤオ湖が眺められるとガイドブックにあったが、残念ながら木が茂っていて全く見晴らしが良くなかった。

 

 

15時40分、ワットシーコームカム前に放流用の魚を売っている店を見つけ、南国の魚はやはり珍しいものばかりだなと眺めていたら、自分もやってみたくなって一袋(100B)買い、お寺の後ろのパヤオ湖岸で魚を放してあげた。

 

 

タイでは、魚を放すことは徳を積む(タンブン)行為とされ、日本では「放生会」という儀式に該当する。

しかし、魚を放したすぐ横では、タイ人のカップルが様々なポーズをとって写真撮影しており、カップルにとって私は大変邪魔な存在だったに違いない。

そこしか場所が空いてなかったとは言え、カップルの横で外国人が魚を放流している姿は、第三者が見ればきっと滑稽なものに映っただろう。

 

 

その後、ホテルに帰って休憩。

このホテルには、ベランダの代わりに窓の内側にベンチが設えてあり、そこで階下の景色を眺めたり、寝そべってネットしたりと気持ちよく時間を過ごせた。

 

 

夕食のために再び外出すると、夕焼けの空があまりにも綺麗だったので、湖岸Google Mapに行って写真をたくさん撮った。

 

18時30分トゥアイカーガイレストラン(Restaurant Thway Kaa Gai & View Lover) Google Mapにて夕食。

このレストランは、パヤオ湖を眺めるテラス席で自慢の北タイ料理が楽しめると評判の店である。

ちょうど魚料理が恋しくなっていたので迷わずに魚を注文した。

 

 

プラーヌンナムプリックヌム、カオスゥエイ、コーラ(305B)

ナムプリックで食べるのではなく本当は塩焼きがよかったが、料理の味は素晴らしい。

外は日が沈んで真っ暗になっていたが、湖畔での食事というのも大変気分がよかった。

また、店員の一人が受け答えの面白いとても剽軽な女の子だったので、楽しい時間を過ごすことができた。

 

夕食後はホテルに戻り、こうしてタイ滞在十日目、パヤオでの夜は更けていったのでした。