7時15分、起床後ホテル内のレストランで朝食。
パンにスクランブルエッグにコーヒー、バイキング形式だったのが嬉しい。
朝食後はホテルから銀行に行き、開店前の列に並ぶ。
8時30分、クルンタイ銀行(Krungthai Bank)で二万円を両替、レートは0.291。
これで、金のやり繰りに苦慮した連休を乗り切ることができ、一安心することができた。
今日は午前中にラムパーンの観光をして、午後からは移動の予定だ。
9時00分、ホテルをチェックアウトし、荷物をフロントに預けて観光に出かける。
9時20分、ホテルで教えてもらったバイク屋に行き、バイクをレンタル(250B)する。
レンタルバイクの店はちゃんと整備士がいるようなバイク販売店で、借りたのはスズキの古いバイクだったが、ナーンでのバイクとは違ってメンテナンスがしっかりされており、安心して乗りまわすことができた。
バイクに乗って、ラムパーンの市街から11号線を西へチェンマイ方面に進み、1034号の交差点で左折して、南のコカ(Ko Kha)郡に向かう。
私はここの道路、特にワットプラタートラムパーンルアンの仏塔が見え始める辺りの道が好きである。
どうしてか分からないが、私は子供の頃から南に向かう道、特に春先の太陽の光を正面に浴びながら進むことが大変好きなのだ。
この1034号線はそういう条件を満たしているのかもしれない。
10時45分、ワットプラタートラムパーンルアン(Wat Phra That Lampang Luang)参拝。
仏塔は高さ約45m、丑年もしくは丑年生まれの人にご利益があるとされる。
ワットプラタートラムパーンルアンは13世紀に建立され、ウィハーン(Wiharn Luang)は四方が開いて壁のない古いランナー様式の建築を今に伝えており、タイで最も美しい寺院と称されている。
12時15分、ワットプラタートラムパーンルアンを参拝後、西に約7kmの距離にあるワットライヒン(Wat Lai Hin)を参拝する。
この寺の伝説ではチェントゥン(現ビルマ領のKeng Tung)の王子が1683年に建てたものとされ、いかにも地元で大切にされてきた感のある素朴で小さな寺院である。
観光を終え、1034号線から1号線に出て北に進み、ラムパーン市街に戻る。
この1号線は、アジアンハイウェイの2号線(AH2)にあたり、このまま北に進むとチェンライを抜け、国境を越えてビルマに到るのだ。
13時10分、バイクを返却する前にパヤオ行きのチケットを先に購入しておこうとラムパーンのバスターミナルに立ち寄った。
しかしながら、パヤオに行くバスは満席で、またもや今日の分は無いと言われた。
他の窓口でも掛け合ってみたが、無いものは無いらしく無愛想にあしらわれた。
いっそチェンマイに行こうかとも考えたが、帰省ラッシュなのだろうか、チェンマイ行きの窓口にも長蛇の列が出来ていた。
ラムパーンからパヤオへは約130km、チェンマイなら約100kmなので、バイクでも2時間少々で移動できるような距離なのだが、無理をしても仕方がない。
当初の計画からは狂ってしまうが、ここはタイ流の「マイペンライ」精神で諦めた。
13時30分、ピンホテルに帰り、再チェックイン(620B)。
フロントで「このお正月休みはいつ終わるのか?」と聞いたら、たぶん明日にでも解消されるはずと言われた。
14時20分、バイクを返却する前にリバーサイドレストラン(The Riverside)にて遅めの昼食。
ハンバーガーとカフェイェン(200B)。
ファラン(欧米人)向けの店で明らかに値段が高く、店員も無気力で出されたハンバーガーも冷めたものだったため、チップもあげずに会計が終わるとさっさと退出した。
15時00分、ガソリンを満タン(43B)にしてバイクを返却。
17時00分、ホテルの近くの店でマッサージ二時間(300B+チップ100B)
最初にどこが調子が悪いのかを聞かれたので、「腰」と答えたところ、お決まりの足からマッサージを始めるも、腰を入念にほぐしてもらった。
すごく上手なマッサージ師さんだと思ったので、どこでマッサージを学んだか聞いたら、「地元の○○先生のとこだ」と答えたが聞きとれなかった。
確かラムパーンには薬草療法協会があったと思うので地元には腕のいい先生がいるんだろう。
料金も安く、これからラムパーンに行かれる方にはお勧めしたい店だった。
19時30分、近くのイサーン料理店で夕食。
ガイヤーンクルントゥア、ヤムムーヨー、カオニャオ、コーラ(150B)。
この店では料理を紙に書いて注文するようだが、そうするとは知らず、調理場にいた店主に直接注文してしまった。
余談だが、ここの店員(おそらく店主の娘)は、ぴちぴちにフィットしたTシャツにジャージという姿だったので、かなりセクシーな印象を受けた。
夕食後の帰り道にスーパーリッチ(SUPER RICH)があることを知る。
スーパーリッチは銀行よりレートの良い両替屋として知られ、ラムパーンにあるとは知らず、しかもこの店を見つけたのは今朝両替に行ったクルンタイ銀行の前だった。
その後、ホテルに戻り、一泊だけの予定だったラムパーンに連泊することになった。
こうしてタイ滞在九日目、ラムパーンでの夜は過ぎていったのでした。