7時50分、SPゲストハウスをチェックアウト、その足でファープレースホテルに行きチェックイン。
荷物を部屋に運んだ後、再び外出する。
8時10分、昨日のカオソーイ屋でカオムーグローブ(40B)の朝食。
8時40分、昨日教えられた店でバイクレンタル(250B)。
スコータイの時と同じくほとんどガソリンが入ってなかったため、すぐに給油(80B)に行くも、前回と同じくガスホール(91)を満タンに入れたが、正月料金だろうか、倍の金額になっていた。
さて、今日はナーン市郊外にある寺と、ナーンから約40kmのノーンブア村(Nong Bua)へバイクツーリングの予定だ。
ところが、このバイク(Hondaの古いWAVE S100)、後輪が左右に振れるわ、スピードメーターが壊れて動かないわ、ちょっとした起伏でパンクしたのかと思うほど大きな音を出すわで、あまりスピードを出さず慎重に運転するしかなかった。
とは言え、何とか休日に借りることができたバイクだったし、時間も無かったので文句は言えない。
9時10分、まずはナーン市街からナーン川を渡り、1168号線を東南へ約3km進んだ場所にあるワットプラタートチェーヘーン(Wat Phra That Chae Haeng)を参拝。
この寺は14世紀に建立されたと伝わり、仏塔(Phra That Chae Haeng)は京都の東寺五重塔と同じく約55mの高さで、卯年もしくは卯年生まれの人にご利益があるとされる。
ここでもプラの販売所があったが、財布が気になって眺めているしかなかった。
プラは寺院の収入源であると同時に、コレクター間では投機の対象にもなっている。
以前にこの寺で似たようなプラ(39B)を購入しているが、値上り(299B)したのだろうか、記憶が曖昧で確信は持てなかった。
また、ここではタイ人観光客の中にお揃いのTシャツや衣装を着用している家族連れが目立った。
タイでも「インスタ映え」を意識してか、高価なカメラを持ち歩き、あちこちで盛んにシャッターが切られている。
もともとタイ人はなぜか名所の看板の前でポーズを取るのが好きだが、このような風潮を利用して、タイの至る所で「Amazing Thailand」とか「Welcome NAN」といったような撮影スポットが設けられているのだ。
ワットプラタートチェーヘーンを参拝後、来た道をナーン市街へと引き返し、今度はノーンブア村を目指して101号線を北に走る。
11時20分、ノーンブア村への入り口にあたるターワンパー市場(Tha Wang Pha Food Market)に到着。
ここで昼食としてカオニャオ、ガイトート、ネームピン(40B)を購入。
実は10年前にもここに来て、この市場のおそらく同じ店で同じものを買ったのだった。
それをノーンブア村の道路脇にあったサーラー(東屋)で、日本とよく似た田園風景を眺めながら頂いた。
12時20分、ワットノーンブア(Wat Nong Bua)参拝。
ノーンブア村は、タイルー族(Thai Lue)が1836年に中国雲南(Yunnan)のシップソンパンナー(Sipsong Panna=西双版納)から移住してできた村である。
この寺は1862年に彼らによって建立されたもので、この寺の壁画はワットプーミンの壁画と同じ絵師により描かれている。
余談だが、寺の近くの茶店でチャーイェンを注文したのだが、そこの店番の女の人がすこぶる美人だった。
タイルー族には美人が多いのかもしれない。
そう言えば、ファープレースホテルの受付の女性や、バイクレンタル店の女性も綺麗で可愛かった。
タイルーがと言うより、ナーン自体が美女の多い地域なのかもしれない。
その後、次の目的地に行こうと寺の入口に戻ったら、酔っ払った村人から「ご飯食べていかないか?」と寺の横で催されていた宴会に誘われた。
どうやら新年を祝う宴会らしく、見ればバンドも呼んでカラオケをしている。
予定が狂ってしまうので丁重に断ってノーンブアを後にしたが、タイ語の歌を知らなくても、一曲くらいは付き合っても良かったかなと少々後悔した。
14時00分、ワットトンレーン(Wat Ban Ton Laeng)参拝。
ここはワットノーンブアと同じく19世紀にタイルー族によって建立された寺で、ノーンブア村よりさらに北約20kmのプア(Pua)郡にある。
ワットトンレーンを参拝後、101号線を引き返し、ナーン市街に戻る。
15時45分、国立博物館前でオレンジジュース(30B)を購入。
ナーンはオレンジの名産地で、ノーンブア村への道中にもオレンジの路上販売をたくさん目にしていた。
ジュースの感想は、日本のミカンより酸味が強く、オレンジとレモンの中間のような爽やかな味で美味しかった。
16時00分、ワットプラタートカオノーイ(Wat Phra That Khao Noi)参拝。
ここは1487年に建立された寺院で、ここにある黄金の仏像が市街地を見下ろしている写真は、ナーンを代表する風景としてガイドブックなどでよく紹介されている。
17時20分、バイクを返却してホテルに戻る。
19時00分、ホテルの主人から教えてもらった店で夕食をとる。
パックブンファイデーン、ラープ、カオスゥエイ(150B)。
店員の娘さんは日本語を勉強してるそうだが、ほんの片言しか理解できていないようだった。
今日は大晦日なので、日本にいたなら年越しそばをすすりながら、紅白歌合戦でも視ていただろう。
しかも、今年の紅白にはAKBのタイ版とも言えるBNK48が、わざわざ来日して、本家のAKBとの共演を果たすらしい。
しかしながら、このホテルのテレビではNHKワールドが映らなかった。
動画の同時配信でもしていないかと色々試してみたが無駄だった。
こうしてタイ滞在七日目、ナーンでの夜は更けていったのでした。