大手学習塾講師として働いた3年間。


銀えられてメキメキと成長した私は、

講師としての自信もつき、

会社にも評価され、

充実した日々を送ります。



昼に出社して真夜中過ぎに

帰宅する生活に加え、


子供たちと向き合うのは

かなりパワーがいるし、


授業は例えるなら、

全力1人カラオケ(振り付)

休みなく数時間やっているくらいの

体力の消耗…



ついに体が限界を迎え、退職します。



その後大学事務に転職しますが、

お給料が安すぎて、

家庭教師のアルバイトを掛け持ち。



2年間働き、退職して1回目の結婚をします。


結婚後も、家庭教師や塾で

講師のアルバイトを続けていました。


でも、家庭教師をしていた

ある生徒の卒業をきっかけに 

「もう教育業界はやめよう」

と決めます。




その生徒は、中3

マイナスがついた足し算引き算も

危ういくらいのレベル。


でも行きたい高校がある。


不可能に近い状態からのスタートで、

私も相当厳しかったと思いますが、


彼女は本当に一生懸命ついてきてくれて、

なんとか希望の高校に合格しました。


そして、その子の中学卒業とともに

家庭教師の契約も終了。


最後の日は、2人で号泣しました。




卒業によるお別れは、

何度も何人も経験してきたはずなのに、


全力で向き合った後のお別れが

この時ものすごくしんどくなってしまいました。


燃え尽き症候群のような

ことだったのか…?


気持ちが疲弊してしまったのか


この時、

「もうやりきった。教育業界はもうやめよう」と思いました。



2013年、29歳のときの話です。

 


 

続く

 


 

 

 

 

 

 

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