みなさん、こんにちは!大和ヨガのちーちゃん先生です。
前回の【前編】のブログは読んでいただけましたか?今回はその続きとなる【後編】のお届けです! お薬に頼らない「熱の下げ方」や、大和ヨガが目指す「太っ腹なお袋さん」の深いお話など、今回も盛りだくさんですよ。さっそくどうぞ!
同化・転換・排泄の三系バランス
【吉川先生の原文】
汗は下痢と同様に最も代表的な排泄作用です。 公害物質などの化学物質は汗でしか排泄処理されません。 汗が出ると体内毒素がどんどん排泄され、血液の酸化を防ぎ、筋肉を弛緩させます。 熱が出るのは多くは汗の問題です。内向した汗を出すには発熱が一番です。 熱が出た時に安易に薬で熱を下げずに、汗を出す工夫をすべきです。 汗さえ出れば熱が下がります。 汗をかいて動いていても疲れが少ないのは、疲労素が筋肉に停滞せずに汗と一緒に排泄されるためです。 リウマチや神経痛などの神経炎も、本格的な発汗によって消えていきます。 人間の体には「同化」「循環」「排泄」という3つの作用が行われています。 3つの作用は相互に関連しています。 3つの動きが円滑に行われるには、排泄系が重要な役割となります。 排泄が円滑に行われると、循環作用、同化作用が正常に働きます。 一般的に健康を考える場合には、何を食べれば体にいいか、どれだけ眠ればいいか、何かいいものはないかと、入れることばかり考えてしまいます。 栄養を入れる、同化ばかりしていると、循環作用が悪くなります。 吸収ばかりで循環が悪くなると、同化も不全となり、脂肪ばかりついてしまいます。 つまりは栄養不良の体となり、効率の悪いストーブのようなもの。 そういう体は、みぞおちが硬くなって「実」となり、丹田の力がなく「虚」となっています。 健康法や治療法の最も重要なことは、排泄機能を充実させて、体に不要で不適なものを早く排出することです。
【ちーちゃん先生からの解説】
【汗でしか出せない毒素がある!?】 「汗は下痢と同じく、最も代表的な排泄作用」…これ、すごくないですか? ダイオキシンや環境ホルモンなどの有害な化学物質は、実は**「汗でしか排泄処理されない」**んです。 だから私は、スタジオの会員さんにも声を大にして「汗をかくことを嫌がらないで!」とお伝えしています。汗が出せないということは、体内毒素をどんどん溜め込んでしまうということ。ちょうど今は暑い夏に向かっているので、汗を出すには最高の環境が整っていますよ! さらに、汗をかくと筋肉が弛緩します(ゆるみます)。体が凝っている人が多い現代人にとって、これもすごくありがたい効果ですよね。
【熱が出た時のマル秘テクニック「2度差温度風呂」】 吉川先生のお話にもある通り、熱が出た時は安易にお薬で下げず、汗を出す工夫をすることが大切です。 実は私、熱が出そうだな「ゾクゾクするな…」という時、**「2度差温度風呂」**というのに入っています。 (余談ですが、私は普段から47度というものすごく熱いお風呂に入っています(笑)。もちろん最初からではなく、だんだん慣れていった結果ですが、そのおかげで基礎体温も高く調子が良いのかもしれません。)
さて、この「2度差温度風呂」の入り方をご紹介しますね。
- まず、40度のお風呂にゆっくり(3分ほど)浸かります。 ※この時の最大のポイントは**「体や頭を絶対に洗わないこと」**です!
- 一度お風呂から上がり、体をしっかり拭いてお洋服を着て、しばらく休みます。
- その間に、お風呂の温度を2度上げて**「42度」**にします。
- 42度になったら、また3分ほどゆっくり浸かります。
- 再び上がって体を拭き、次は**「44度」**に上げて入ります。
2度づつ上げるを3回繰り返していくとどうなるかというと……
熱が出る時、実は身体は「よし、38度まで熱を出して菌をやっつけよう!」と決めてかかっています。熱が出ると苦しいのは、心臓がバッコンバッコンと激しく動いて、必死に熱を作ろう(自家発電しよう)とするからで、これがものすごく体力を消耗するんです。
ところが、この「2度差温度風呂」で外側から熱を補ってあげると、体は自家発電をがんばらなくて済むようになります。すると、体が目指している38度までスーーッと楽に到達するんです。 そして一旦目標の温度まで上がりきると、今度は一気にドバーッと汗をかいて、熱はスーーッと下がっていきます。だからとても楽に熱を出し切ることができるんです。
【いちばん重要なポイントは「病み上がり」!】 私はお薬に頼らずこのお風呂で熱を出しますが、ここで絶対にしてはいけないことがあります。 それは「熱が下がったからといって、すぐに動いてしまうこと」です!
「わーい、熱下がった!」と動いてしまう人が多いのですが、「病み上がり」こそが一番大事です。 お風呂から上がって熱が下がっても、必ず温かくして**「しっかり安静にする」**こと。ここで我慢してじっと休むことが、この2度差温度風呂を成功させる最大のポイントです! これさえ守れば、いっぺんに汗をかいて、驚くほど体がすっきり楽になりますよ。
【入れる(同化)ばかりではダメ!】 人間の体には「同化(入れる)」「循環(巡らせる)」「排泄(出す)」という3つの作用があります。これらはすべて繋がっているのですが、この3つをスムーズに回すためには、やっぱり「排泄(出すこと)」が一番重要なんです。
世間一般で「健康になろう!」と考える時って、たいてい「入れること」ばかりに意識が向いてしまいますよね。 「何を食べれば体にいいのか?」「サプリメントを飲もう」「栄養価の高い食事にしよう」「無添加のものを選ぼう」「ヴィーガン食にしよう」などなど……とにかく「体にいいものを取り入れよう」と考えがちです。
でも実は、入れることばかりではダメなんです。 栄養を入れて「同化」ばかりしていると、今度は「循環作用」が悪くなってしまいます。吸収ばかりして循環が滞ると、せっかく入れた栄養もうまく同化されず、ただ脂肪ばかりがついてしまうんです。 結果的に、たくさん食べているのに体の中は「栄養不良」という状態になってしまいます。吉川先生はこれを「効率の悪いストーブのようなものだ」と表現されていますね。
そういう「効率の悪いストーブ」のような体は、みぞおちが硬くなっています。大和ヨガで目指す「上虚下実(上が空っぽで下に気が満ちている)」の逆で、「上実下虚」になってしまっているんです。 私はよく会員さんにも言いますが、体が「上実下虚」のままで、いくら体にいいものを食べても、いい体操をしても効くはずがありません。 今の世の中、「体にいいもの」なんてありすぎるくらい溢れていますが、それを全部1人で食べきれるわけないですよね(笑)。だからこそ、まずは「上虚下実」を作って、不要なものを早く外に出す「排泄力=生命力」を高めることが本当に大切なんです。
腹に力を入れる
【吉川先生の原文】
腹に力が入るには、積極的に生きることです。 腹に力が入らないのは、心が受け身にしか働いていないからです。 人は追い詰められ、切羽詰まった時には、必然的に腹に力が入る。 暇で時間を持て余していると、腹の力がどんどん抜けます。 自ら進んで自分を追い詰め、苦も楽も腹に力を込めた状態で受け取ると、余裕を持って対処できます。 夏に向かって、春に緩んでいる骨盤を引き締めて動き、全身の弾力性を高めることです。 この時期に汗を十分に出しておかないと夏バテします。 体がだるいからとじーっとしていると、いよいよ体が鈍ります。 休んでもだるさが抜けないのは、疲れているのではなく、栄養過剰です。
【ちーちゃん先生からの解説】
【心と体はひとつ。「太っ腹」なお袋さんになろう】 最後に吉川先生は「腹に力が入るには、積極的に生きること」とおっしゃっています。 健康というのは、体ばかりではありません。心と体は1つなので、精神面が体にすごく影響を与えます。いくら体が健康でも、心にやる気がなかったら本当の健康とは言えません。
腹に力を入れて「上虚下実」を作るには、物事に自ら進んで取り組む「積極性」が必要です。暇で時間を持て余していると、どんどんお腹の力が抜けてしまいます。 自ら進んで自分を追い込み、苦しいことも楽しいことも、一回自分のお腹(腹)に落とし込んでから受け取る。そのためには「腹の容量(器)」が大きくないといけません。
昔から、お母さんのことを「お袋さん」と呼びますよね。あれは文字通り「お腹の袋」のことです。「太っ腹」と言われるように、昔のお母さんはこのお腹の袋がとても大きくて、「母なる海」のようにどっしり構えていたから、周りの人も安心できたのだと思います。
さあ、この時期はどんどん汗をかきましょう! 自分から積極的に体を動かし、仕事も積極的に、そして「積極的に生きる」。 どんどん汗をかいて、この夏を元気に乗り越える体づくりをやっていきましょう!
いかがでしたか?
前編・後編と長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました!
今回は「出すこと(排泄)」の大切さや、体を内側から強くする方法をたっぷりお話ししました。 これから暑い夏がやってきますが、2度差温度風呂でスッキリ汗をかいて、どっしり構えた「太っ腹」で元気に乗り切っていきましょうね!