めっきり春らしくなってきました。寒い日もまだまだあるので、体調を崩す方が多いようですが皆様はいかがお過ごしでしょうか?

 

 春は、身体も心も開いて上がります。現代では、

こんな季節の変わり目に身体がついて行けず、「花粉症」や「春の欝」など、体調不良に病名がつけられています。

 

そんな、現代の風潮を見越してか、

私の師である吉川先生の書物には「季節に乗る身体」シリーズが多くあります。

季節の変わり目に、なんらかの症状で体調を崩すのは「現代病」と言っていいのではないかと感じています。

 

 大和ヨガを続けて20年近く(以上かな( ^ω^)・・・⁇)になりますが…

毎年、春になると素直に心が弾み、夏は暑さの中でも涼を楽しめ、秋は収穫に酔いしれながら冬を迎える、なんて事が普通に出来る事に心から感謝です。

 

 風邪を引いたり(コロナも経験済)、病気になる事も(去年はうっかり食中毒になりました(;^_^A)もちろんありますが、習った手当法や養生法を実践することで、軽度で乗り越えられる。

もう何年もお薬を飲んでいません。(点滴はあります(笑))

 

 私の身体が強いのではなく、大和ヨガの教えが凄いんです。

 

 

  頭、胸、腹が連動して開く。

 3月に入ると、骨盤の開閉運動(性の働き)が活発になって気が上がります。骨盤が開くと身体も頭も一気に弛んで、本格的な春に身体は変化します。

 春は、後頭骨(顔)肩甲骨(胸)、骨盤(腹)が連動して開閉運動が活発になって、全身に弾力が出てきます。骨盤は全身の開閉運動の中心です。

冬の間、身体が縮んで骨盤が締まっていたのが、春になると開いてきます。気温が暖かくなるにつれて、頭から順次下方に弛み、骨盤が弛んで春の身体です。

骨盤の弾力は、性の力です。心が緩みすべてが感動的で新鮮な生命の息吹を感じます。骨盤が弛むと、気分も開放されます。

骨盤の開きに合わせて、肩甲骨と胸が開閉して、首とみぞおちが弛んで、下腹が充実します。
普通、骨盤は開くと下がって、腰が引けて身体が弛むのですが、春は性エネルギーの上昇力が強いために、「骨盤が開いて且つ上がって腰が伸びる」独自の動きが特徴です。

ウキウキ、ワクワク、陽気な気分になっていきます。

 骨盤が弛む急所は腰椎4番で、その4側を『呼吸活点』と言います。C4、D4、L4は、それぞれ身体の三つの球の開閉運動と呼吸運動の急所です。

頭(後頭部)、胸(肩甲骨)、腹(骨盤)は、発生学的に三つのタマ(球)から発生し、相関して連動しています。

仙道では、上丹田・中丹田・下丹田と呼び、神経的には外肺葉・中肺葉・内肺葉の三部類に対応します。
丹田は、へそから一寸五分下のところで、腹部第三調律点と呼び、排泄系の元締めです。
特に、骨盤と後頭骨はシーソー関係で、一定のリズムで交互に開閉運動を繰り返して脊髄液の流れを調整しています。

胸は二つの球の中間にあって、拡張・収縮の呼吸運動によって頭と骨盤の運動をコントロールする役割を果たしています。古来、呼吸を重視する所以です。

吸気では頭が拡がり、骨盤は前傾して閉まり、呼気では頭が閉まり、骨盤は後屈して開く。

 

 

 

 骨盤力と腹の力が生命力(性の力)と行動力の元

 冬に風邪をひいておくと頭や目の疲れが抜けて、首や肩甲骨周辺が緩みます。肩甲骨が弛むと胸が開いて息が深くなり、頬骨も緩んで顔が柔らかくなってきます。

頬骨は骨盤と相似で生殖器、特に卵巣、睾丸が悪くなると突出してきます。

肩甲骨が弛むと胸椎3番・4番が弛んで心肺機能が活発化します。もっと暖かくなって胸椎5番から8番あたりが緩むと、汗が出やすくなってホルモン分泌が盛んになります。

温かくなるにつれ、冬に皮下に備えられていた脂肪が溶けて腸から排出されます。春の下痢は不要なものを出して腹の弾力を保つ働きです。

暖かい日に時々腹を空気にさらすと、腹が引き締まってきます。

腹部は古来、「腹脳」と呼び、潜在意識の宿る処で体力・気力の中心です。へそに掌を当てて、ゆっくり深く呼吸していると感情が安定し、体力が充実してきます。

春は腹が張ってくる(充実)する季節です。腹(へそ)は体の出発点であり、生命力の源です。

  

 

               著;吉川隆啓「季節に乗る身体の自然」より抜粋

 

 少しづつ花粉症が出てくる季節ですね。

最近では北陸の地も温暖化の影響なのか?「春が来る」のが早いように感じます。

我が家の窓から奇麗な梅の花が咲いているのを見て、心が癒されます。

 

 

 お陰様で、うちの教室に通われている方は「花粉症」を卒業される方が殆どです。でも、

毎年この時期に、花粉症になる特徴は必ず皆さんにお話させていただいております。

大和ヨガは自覚なく改善する事が多いからです。

    「いつの間にか肩こりしなくなった」

    「気づいたら花粉症が治っていた」

    「何故か腰痛が出なくなった」など...

私的には、

「昔の日本人の身体の使い方を学ぶ事で、確実に、日本人は強く元気になる」と、実感しているし、実際にそうなっています。

会員さんが「こんな事で治ると思わんもん!!」って、話してくれると、私は、ホントに嬉しくなります。「でしょ!でしょ!」って...!

 

 私の師匠は、「風邪も花粉症も病気ではなく、身体の運動なんだ」

と、言ってるんです。

 

 

 肩甲骨が開く、風邪は季節に乗る、渡し助け舟。

 

  冬は寒さで体が縮こまり首が硬直し、その姿勢で眼が疲れやすい。

眼の悪い人の肩甲骨が歪んで可動性が悪くなっています。

 

呼吸器が弱い人は、肩が内転して胸を縮めた姿勢です。

 

春になると肩甲骨が弛んで動きが良くなり胸が開き出してくると、息が深くなってきます。

 

 春に向けて、身体は若返ろうと動きます。

 

身体の新陳代謝を促進するには、呼吸器が活発に働く必要があります。

身体は呼吸器を広げたい、深い呼吸をしたいのです。

深い息ができるように、肩甲骨や肋骨の可動性を高める運動が出てきます。

 

風邪は非常に貴重な自助作用です。

風邪は治さずに経過させることで、身体が浄化されます。

 

また、身体には不要なものを排泄する機能があります。

大小便の排泄で処理できないものは、汗として皮膚から処理します。

特に、呼吸器が未発達の幼児は、皮膚が代行します。

 

 

 

 季節の変わり目に風邪をひいて、新鮮な体を保持しよう。

 

 2月は最も乾燥する季節です。

 

空気が乾燥すれば、体の水分が減って身体が変調して、敏感な人は風邪をひきます。

 

今年もインフルエンザが猛威を振るっていますが、身体はウイルスの助けを借りて、冬から春への体液転換の調整運動をしています。

 

最も乾燥する2月~3月にインフルエンザが流行します。

 

身体が、重心の偏りで、まとまりがなくなってくると全身の力を動員して、本来のマトマリの状態に戻す整体運動を起こします。

 

 風邪は、体の偏り疲労を修正する、身体自身の調整運動です。

 

だから、治さずに経過に協力することが大事です。

 

12月頃に風邪をひくのは、冷え込みに対して身体が対応しにくいために起こる変化です。

2月頃の風邪は、体が乾燥して水分不足となり、身体の免疫力が低下してインフルエンザや花粉症などの症状が出てきます。

 

インフルエンザはウイルス性と言われますが、風邪の一種です。

身体が乾燥して、体表面の水不足で発汗機能低下によるのです。

2月頃の風邪には、水を少しづつ、チビチビと回数多く飲むことです。

 

インフルエンザの次に来るのが、花粉症です。

2月から3月は、後頭骨、肩甲骨から骨盤の可動性が変化する時期です。

これらがスムーズにいかない人に、花粉症の症状が出てくるのです。

 

鼻や目の症状が現れるのは、後頭骨のゆがみが影響しています。

これも、冬の体から春の体への変化するために、つかえを取ろうとする調整運動です。

 

 花粉症は近年流行した病気ですが、自家中毒状態から脱皮するために、水の代謝を促進して粘膜や皮膚と呼吸器を活性化しようとする偏り修正の運動です。

 

 足の感覚が出る足袋

 

 現代の私達の生活スタイルでは、中腰の姿勢で動くことがなく、正座や蹲踞の姿勢もほとんどしません。

足首を満月に曲げたり、足裏を伸ばしたりする必要がないので、足首が硬くなっています。

足首が硬くなると、消化器、生殖器の働きが鈍ってきます。

足袋は、親指が他の4本の指から分離していますが、足の親指は「腰の力」とか、「意志の力」に関係します。

草履・下駄・足袋など、足の第1指と第2指の間に鼻緒を位置することで、足の親指を鍛え、腰に力が入るのです。

足の第一指と二指を小股と呼びます。

昔は、小股が切れ上がったいい女と言いましたが、腰の力、骨盤、生殖器の働きを意味しています。

足の親指に力が入ると、足首も締まります。

足首は、胃袋の働きや生殖器の働きを表しています。

よく、「足首は締まった方がいい」と言います。食べ過ぎたりすると右足首が太くなり、生殖器を壊すと左足首が太くなります。

足首を屈折する運動を繰り返すと、消化器や生殖器の働きが高まってきます。

 アキレス腱は、頸筋に関係します。頭が疲れるとアキレス腱が縮みます。アキレス腱を伸ばせば、頭の血行が良くなります。

 足の裏は、腎臓と心臓に関係があります。

蹲踞や跪座は、自然に足の裏の土踏まずを鍛えていることになります。

 春に向けて、冬に強張った身体を弛めるために丹田を意識して脱力する身体の使い方を心掛けましょう。

  
             著;吉川隆啓「季節に乗る身体の自然」より抜粋
 
 本格的な冬の到来です。いかがお過ごしでしょうか?
 年明け、新年から世界情勢が大きく動き、トランプ大統領がベネズエラのマクロン大統領を拘束したり、日中関係が微妙と言われたり…また、
国内でも、お正月明けの鳥取地震に、寒いこんな時期に選挙が始まったり等々…、
 
 流石、丙午!早くも激動な年ですね!考え方や価値観もこれから大きく変わっていく事になると思います。しかしながら、こんな激動の中でも自分の身体の声を聞き、自身はどうあるべきかを判断し、楽しく、悔いのない生き方をしたいものです。
 
そのためにも、大和ヨガで肚・腰を使う身体の使い方を体得し、疲れにくい、凝りにくい、そして、病みにくい、オマケに頭も身体もよく働く!そんな身体を育てていきましょう。
 
 
 眼の温湿布を励行しよう
 
 1月、これから寒さが本格的になります。
空気が最も乾燥する時期、水分の補給と眼(神経系)を弛めることが大事です。目の疲れには「眼の温湿布」が有効です。
 
 蒸しタオルで10分間温めます。その際に涙腺をタオルの上から指で押さえると一層効果的です。
 
 鎖骨窩は肺炎と咳の急所です。首の回旋がやりにくい人はここが硬い。
蒸しタオルで右を先、左を後の順番で強張っている側を10分、逆側を5分間温めると首が回りやすくなります。風邪が治っても咳が残る場合に鎖骨窩のどちらか硬い側を温湿布します。
 
 
 真水を飲もう
 
 近年、温風暖房が増え、身体が乾いている人が増えています。温風を直接受けると身体が乾き眠りが浅くなってしまいます。
 また、電気炬燵や電気毛布を掛けて眠ると体温の自動調整機能が狂って身体が乾いて、喉・鼻・気管などが過敏になって腎臓にも影響していきます。
足裏は腎臓の急所です。冷えの害を最も受けるのが腎臓です。足の冷えは脳溢血の原因となります。
 
 真冬は最も身体が乾きます。1月頃にもなれば、真水の方が吸収しやすい。冬場は「水をチビチビと飲むこと」が養生の第一です。
 これは身体の乾きを防ぎ、身体に水気を満たす上で重要です。お風呂に入りながら少量づつ水を飲むのが有効です。
 
身体が最も乾く冬は、眼・頸、肩、肩甲骨、腕など、上半身をゆるめ、腰、腹、足首を引き締めて水を吸収できる身体に調整しておきましょう。
 
 
 子供の頃に持っていた新鮮な感受性を大事に育てよう
 
 身体は一代限りです。一度自分の『身体の自然』に戻り、身体の感覚を取り戻すと、身体の感覚を通して、身体の内側にある『生命の働き』を感得することが必要です。
 特に現代人が失いつつある身体の使い方、特に足・腰・肚などにの感覚を取り戻すことです。身体の中心である丹田(胆)を使って動くことです。
腰とハラの統合した中心(肚)で動いていれば、頭もよく働き、よく使えるようになります。
 私たちは大人になるに従って、身体の要求や感覚といった、より原始的なものを抑制して、理性的、合理的な思考を優先させてしまいます。そして、私たちは死ぬまで決して捨ててはならない本能的な感覚を鈍らせて呆けていくのです。
私達が子供の頃に持っていた感覚、全てに新鮮さを感じ、新しい感動をもった眼で、イキイキと生きている実感をどんどん失っていきます。内からの燃えるものよりも損得を計算し、打算的に物事の価値を判断してしまう傾向が強くなっていきます。 
 
現代人に必要なものは、思考(大脳・I)による善悪ではなく、感覚(身体・S)による「快の感覚」を取り戻して、赤ん坊の時に持っていた「自然な感受性」を失わないように育てることです。
あらゆることに身体の「今の感覚」を大事に観察して、快の感覚を大事に味わいながら動いていると、快の感覚の経験が一つずつ増えていきます。
 つまり、日常のあらゆる生活の中で、身体と心の微妙な変化を感じ取っていく練習です。
 
 
 
均整ヨガ 季節に乗る身体の自然より抜粋