マイホームを買うチャンス | 東京 後楽園で開業する女性税理士 高橋千亜紀 身近な話題から税金についてわかりやすく説明します。

この4月1日より消費税率がアップし

高額品の売れ行きが悪くなっている

というニュースを耳にします。




一般消費者が考える高額品といえばマイホームです。
そのマイホームが売れなくなると景気が一気に鈍化します。

住宅産業は裾野が広いので、産業に与える影響額が大きいので

政府は当然に手立てをうっています。




まず
住宅ローン減税が大幅に拡大されました。
3月末までは、所得税からのローン控除額が
最大20万円×10年間でしたが
4月1日からは、
最大40万円×10年間
と、これまでの倍になりました。
住民税からの控除上限額も
最大9.75万円から、最大13.65万円に
アップしました。



さらに

「すまい給付金」制度も出来ました。



住宅ローン減税は、納めた税金の還付ですから
年間最大40万円を控除できると言われても
そもそもの年税額が40万円もなければ
何のメリットも感じません。
ある程度の収入がなければ、ローン控除が2倍になっても
住宅購入する気になれないでしょうね。。。


ということで

所得が多くない人にもマイホーム購入意欲をもたせるために

作られたのが「すまい給付金」制度。


年収が
425万円以下・・・30万円
425万円超475万円以下・・・20万円
475万円超510万円以下・・・10万円
を給付します、という制度です。

これは入居後に、給付申請書と確認書類を

すまい給付金事務局へ送ると

約2ヶ月後に現金をもらえるそうです。


この施策が功を奏して
マイホームを買う人が増えるといいですね。
景気が落ち込まないように。

初の試みなので、しばらく経過しないと
成果はわかりませんね。