こんにちは、ちあきです。

 

日々、オフィスワーク、家事、育児など日々の様々な役割をこなす中で、肉体的・精神的な疲労を感じることは多いと思います。

 

疲労が溜まると、心身の健康に悪影響が出るため、適切に休息をとることが必要不可欠です。

 

休息にもいろいろな方法がありますが、その時の疲労に応じて必要な休息をすることで、効果的に疲労回復ができます。

 

今回は「アクティブレスト」と「パッシブレスト」についてご紹介していきます。

 

 

  アクティブレストとは?

 

アクティブレスト(積極的休息)とは、「積極的に身体を動かす休息」という意味です。

 

具体的には、ウォーキングをする、ストレッチをする、ヨガをする、入浴する、マッサージをする、といった、血行促進につながるものを行います。

 

皆さんの中にも、ゴロゴロと過ごしてさらに疲れが増した経験がある人は多いのではないでしょうか。

 

休日も体をほぐすような動きをすることで、全身の血流を促進させることができます。

 

血流が向上すると、全身に酸素や栄養素が行き渡り、疲労物質が早く除去されます。

 

さらに、アクティブレストは、エンドルフィンという「幸せホルモン」が出てきます。

 

これは自然な鎮痛剤のような役割があり、ストレスや痛みを軽減することが知られています。

 

 

  パッシブレストとは?

 

パッシブレスト(消極的休息)とは、アクティブレストとは反対に、身体をあまり動かさず、リラックスする休息の取り方です。

 

具体的には、睡眠をしっかりとる、読書をする、音楽鑑賞をする、瞑想するといったものです。

 

こういった活動は、心拍数や血圧を下げて身体を休息モードに切り替えることができます。

 

静かで穏やかな活動は日常生活の圧力から一時的に逃れて、心に余裕をつくることができます。

 

また、日頃、多くの情報を処理して脳が疲弊している場合、パッシブレストを取ると考えすぎている状態を一旦リセットして、自分の考えを整理できます。

 

 

  状況別最適な休息

 

アクティブレストを取ると良い状況

 

1.精神的な緊張が続いた時

 

  例えば重要な会議やプレゼンの前や、締め切り直前作業だとか、緊張がぐっと高まった後は、ストレスホルモンが多く出ています。

  

  それを早く除去するためにもストレッチや軽いウォーキングがおすすめです。

 

2.長時間同じ姿勢で仕事をしていたとき

 

  長時間のデスクワークなど、同じ姿勢で長時間過ごしていると、血流が悪くなって身体がこわばってしまいます。

 

  例えば1時間に一度は立ち上がってストレッチすると、疲労が軽減していきます。

 

3.頭がぼんやりして重く感じ、集中力が低下しているとき

 

  血流が悪く、脳に十分な酸素がいきわたっていない可能性があります。

  

  こんなときも、軽い運動をすることで脳に酸素を送り、集中力を取り戻すとよいです。

 

4.十分な睡眠をとれなかったとき

 

  どうしても日頃、たっぷりと睡眠時間を確保できないこともあると思います。

  

  そんなときは、軽い運動を取り入れることで身体を起こすことができます。

  

 ですが、睡眠不足には違いないので、過度な運動は避け、簡単なストレッチに留めておきましょう。

 

 

パッシブレストを取ると良い状況

 

1.長時間、身体を動かした時

 

  長時間運動した後や肉体労働など、身体に疲労がたまっている場合にはパッシブレストを取りましょう。

 

  身体をリラックスさせることで、筋肉の回復やエネルギーを復活させることができます。

 

2.精神的に消耗して、不安やストレスが強い時

 

  大きな仕事を終えた後など、精神的ストレス、不安がとても強いと、心拍数や呼吸が乱れがちです。

 

  そして心も強く疲弊しています。

  

  こんなときはゆっくりとリラックスできる方法で休息することをお勧めします。

  

  深呼吸したり音楽を聴いたりすることで、心の緊張を和らげることができます。

 

3.一日を終える睡眠前

 

  一日の活動を終えた後は、一日の出来事から心を落ち着かせてリセットして次の日に持ち越さないことが大切です。

 

  そのためには、ゆっくりとリラックスできるパッシブレストを行いましょう。

  

  また、睡眠前のリラックスタイムは、質の良い睡眠をとるのに役立ちます。

 

 

 


 

 

疲労といっても様々な疲労があり、それにあった適切な休息をとることで、効果的に疲労回復ができます。

 

ぜひ自分自身の状態を観察して、その時にあった休息方法を見つけて実生活に取り入れてみてください。