こんにちは、ちあきです。

 

今回は「未病」というものについてご紹介したいと思います。

 

  未病とは?

 

人生100年時代と言われる時代、「健康寿命」を伸ばそうということで、未病という考え方に注目が集まっています。
 
健康寿命とは、日常生活が制限されることなく生活できる期間ということです。

 

「未病を放置せず早め早めのケアをすることで、大病せずに日常生活を過ごせるようにしよう」ということが、これから大切になっていきます。

この未病というのは、半健康・半病気状態、あるいは健康と病気の中間の概念です。
(日本大百科全書(ニッポニカ)から引用)
 
つまり、病気ではないけれど、健康でもない状態ということです。

例えば健康診断で検査項目がちょっと異常値になって、改善が必要だけれど病気にまでなっていないような状態、もしくは、不調の自覚はあるのに検査では異常が現れない状態のことです。

古くは2000年前のの中国最古の医学書にある言葉だそうです。
  
これは身体の不調だけでなく、心の不調にも言えるかと思います。

健康な状態で過ごすためには、メンタル未病も放置せずにケアすることが大切です。
 

 

  メンタル未病への対応

 

心の状態も、健康状態と病気の状態にきれいに分かれるわけではなく、ちょっと不調の状態で、このまま放置すると病気になってしまう「未病」の時期があります。
 
心の不調をそのままにして無理をしすぎると、例えばうつ病へと進んでしまい、そうなると治療が必要になってしまいます。

心の病気からの回復は時間がかかるケースも多く、通院や服薬が続くと、時間も経済的にも負担があります。
 
そうならないためには、日ごろからメンタルの健康、そして未病状態であると気づいたら健康状態に戻すことを意識する必要があります。
 
メンタル未病に対処するには、色々な方法がありますが、基本として3つのことが重要になります。
 

 


①自分の健康な状態を知っておく
 
②ちょっと不調だなと思ったら食事・運動・睡眠を見直す
 
③身体の不調の原因については、身体の病気が隠れていないか確認と並行して心の状態も振り返る
 

 

この3点について解説していきます。

 

 

 ①自分の健康な状態を知っておく


正常な状態を知らないと、実は未病の状態になっているのに自分で気づくことができない可能性が高いです。
 

普段だったらこうなのになー、といった、ちょっとした変化が実は不調の現れの可能性があるので、健康な状態というのをよく知っておくことが大事です。
 

 

 ②ちょっと不調だなと思ったら食事・運動・睡眠を見直す

 

何においても、食事・運動・睡眠がそれぞれ満たされていることは大事です。


心の不調の根本原因は自分の物事の捉え方だとか、周囲の環境だとかいろいろありますが、根本原因の解決は時間がかかるものが多いです。
 

解決を待っているうちにも不調が進行して病気になってしまっては元も子もありません。
 

対症療法という点で、食事・運動・睡眠の基本3セットがそれぞれ十分に取れる状態に
しておきましょう。
 

 ③身体の不調の原因については、身体の病気が隠れていないか確認と並行して心の状態も振り返る
 

 

身体の不調は病気が隠れている可能性もあるので、医師に診ていただくことは必須です。
 

最近忙しくて疲れているのだろうと思って自分なりのストレス解消をしたりメンタルヘルスを整えても、病気が隠れていれば身体の不調は治りません。
 

身体の不調が出たら必ず医師に診ていただいてください。
 
そのうえで、もし特に病気などの原因が見当たらない場合ですが、心の不調は身体の弱い部分に症状として出やすいです。
 

心は嘘をつきがちで、本当は辛いのに辛くないような振る舞いができてしまいます。
 

ですが、身体は正直で、心の不調のサインが素直に出てきます。
 

そして消化器系が弱い人は消化器に、呼吸器系が弱い人は呼吸器系といった形で、自分の弱い体の箇所に不調がでます。
 

例えば私は昔から胃が強くないのですが、ストレスが溜まっていると食欲低下、消化不良が起こります。
 
眠れない、頭痛がする、胃が痛い、食欲がないなどの体調不良が病気でないのに続く場合は、心に負担がかかっていないか、気にかけてください。
 

 


 

病気には「治療」
健康な状態には「予防」
そして未病から健康に戻す「未病対応」
 
それぞれの段階で必要な対処が必要になります。
 

「予防」と「未病への対応」はセルフケアで対処可能なことが多いです。
 

心身ともに健康に過ごすためにぜひ未病という考え方を意識いただきたいなと思います。