こんにちは、ちあきです。
不満を溜め込んでしまうと、心身の健康に様々なデメリットが生じ、人間関係に悪影響が出る可能性もあります。
今回は、不満を溜め込みやすい人の特徴と、不満を建設的に伝えるためのスキルをご紹介します。
どんな人が不満を溜め込みやすい?
不満を溜め込みやすい人は、過去に自分の感情を表現して否定的な反応をされた経験から、他人に不満を伝えることに恐怖や不安を感じやすくなります。
そのため、コミュニケーションで防衛的な態度になることがあります。
また、自分の行動や言葉で周囲に影響を与えられると信じる自己効力感が低いと、自分の不満や意見に価値がないと感じ、それを表現することを避けてしまいます。
不満を伝えることの意義
不満を適切に伝えることは、自分の価値を認め、感情的な負担を軽減する手段です。
自分の不満、感情を正しく把握して適切に表現することは、自分を尊重する大切な行動です。
もし長期に渡って不満を抑え込んでいると、自分の感情を正確に認識する力に悪影響を及ぼすことがあります。
自分のことを大切にするためにも、不満に思っていることを正しく把握し、表現することはとても大切なことなのです。
また相手に適切に伝えることで不満を解消することができたり、不満を共有してい解決策を考えることで、深い絆を作ることができるでしょう。
不満を上手く伝えるためのスキル
不満を伝えることは大切ですが、その伝え方には工夫が必要です。不満を伝えるスキルをご紹介します。
①"I"(アイ)メッセージで伝える
不満を伝える時、攻撃的でない表現のほうが相手に伝わります。
主語を「私("I")」として、自分のことを表現すると、相手のことを否定せずに自分のことを相手に伝えることができ、柔らかい印象にもなります。
具体的な事実と、それに対して「私は」どう思っているのかを表現し、相手に理解してもらうことが大切です。
そのうえで、あなたにどうしてほしいのかを伝えると、相手も聞き入れやすくなります。
②伝えるタイミングを考える
自分や相手の感情が高ぶっているときは避け、落ち着いている時のほうが建設的な会話ができます。
冷静になれていないな、と感じたら一旦会話を中断して、仕切り直しましょう。
③解決策の提案をする
不満を伝えた後は、問題解決に向けて、相手とともに解決策を考えましょう。
ただ、解決策を決定事項として伝えるのではなく、関係者みなが納得できるように話し合いをしましょう。
また、解決することによるメリットを強調すると、相手の協力を得やすくなります。
不満を適切に伝えるということは難しくチャレンジングなことですが、日々のコミュニケーションで少しずつ意識して練習することで身に付けることができます。
スキルを身に着けることで、自分自身も相手も尊重できる、より良い人間関係が生まれるでしょう。