こんにちは、ちあきです。
「過剰適応」とは?
「過剰適応」という言葉をご存じでしょうか。
人間は社会の中に生きており、周囲の環境に合わせることはある程度必要になります。
また、学校、職場、家庭や、SNSの圧力などにおいて、期待に沿った良い人間でなければならないと思い、頑張って行動することがあると思います。
しかし、適応しよう、期待に応えようとする努力が過剰になると、自分の中の本当のニーズや感情を抑え込んで無視してしまい、結果として心身に悪影響が出ることがあります。
これを「過剰適応」と言います。
過剰適応は自己否定や自己犠牲につながり、大きなストレスや不安を抱えることになります。
この状態が長期化すると、睡眠障害や消化不良、頭痛などの身体への影響も出てしまいます。
どんなに健康に良いと言われる食べ物を食べすぎると逆に悪影響が出てしまうように、適応しすぎることも問題となってしまうのです。
過剰適応にならないように日々できること
大切なことは「自分の感情と向き合う」ことです。
まず、自分は本当はどう感じたのか、その時の感情をよく認識しましょう。
そしてなぜそのように感じるのかを考えてみましょう。
過剰適応が日常化していると、自分の感情を思い起こせない場合もあるかもしれません。
その時は、信頼できる友人や家族と会話してみてください。
話すこと自体がストレス軽減になりますが、会話のなかで「実は私はこう思っていたの
かも」という気づきがあるかもしれません。
また、心理カウンセリングを受けることも検討してみてください。
日本は昔から調和を重んじる風潮があります。
あまり他人と争いごとをしたくない、場の空気を乱したくない、という思いから自分を周りに合わせている人が多いようです。
自分らしさを失ってもなお、周囲に適応しようと頑張り続けていると、心の中の本来の自分と行動にズレが生じて苦しい状態になりがちです。
周りに合わせることだけでなく、自分の本当の気持ちに正直になり、自己認識を向上させていきましょう。