こんにちは、ちあきです。

 

怒りは、不公平、危険、または不快な状況に直面したときに生じるもので、誰もが経験する自然な感情です。

 

怒りの感情をうまくコントロールすることは難しいですが、そのまま怒りの感情に任せて行動してしまうと、人間関係に悪い影響を及ぼす可能性があります。

 

今回は怒りの感情を理解し、それに対処方法についてお伝えしたいと思います。

 

 

  怒りの原因とメカニズム

 

怒りの原因は様々ですが、一般的に、個人の価値観、信念、期待が満たされない時に失望、裏切り、不公平感などを感じ、そして同時に怒りが生じます。

 

また、ストレス、疲れ、過度の刺激が怒りを引き起こすことがあります。

 

 

怒りは身体の「戦うか逃げるか」という本能的な反応とも関連があります。

 

怒りを感じると、アドレナリンなどのホルモンが分泌され、心拍数、血圧、呼吸速度が上昇し、筋肉が緊張してこわばっていきます。

 

これは本来は身の危険に対処するための身体の反応ですが、現代社会では物理的な危険よりも、心理的な要因によって引き起こされることが多いです。

 

 

怒りの感情の処理も個人によって様々です。

 

怒りを表に出さずに内に隠す人もいますが、怒りを思いっきり表現する人もいます。

 

内に秘めたままだとストレスが増大しますし、怒りを表に出しすぎると、人間関係に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

 

  怒りを感じた時の対応法

 

怒りというのはあって当然のものですが、怒りと上手く付き合うことがとても大切です。

 

怒りを感じた時すぐにできることと、日頃から取り組みたいことをご紹介します。

 

1.怒りを感じた時すぐに取り組みたいこと

 

①深呼吸

 

怒りを感じたとき、最も有効な即座の対処法は、深呼吸や数を数えることです。

 

これにより、心拍数が落ち着き、怒りの感情を落ち着かせることができます。

 

 

②その場から離れる

状況から一時的に離れることも重要です。

 

これにより、冷静さを取り戻し、より客観的な視点を得ることができます。

 

 

2.日頃から取り組みたいこと

 

日常的に取り入れることで、自分の感情をコントロールしやすくなる方法をご紹介します。

 

①自分なりのリラックス法を持っておく

 

例えばヨガや瞑想など、事前準備が少なく手軽にできるためおすすめです。

 

日頃からヨガや瞑想を取り入れていると、呼吸法も自然と身に付き、怒っている状態から深呼吸に移りやすくなります。

 

他にもお気に入りのお茶を飲むようにする、とっておきのお菓子を用意しておく、といったことも良いと思います。

 

 

②日記などの記録をつける

 

日記などに怒りの瞬間を記録し、そのトリガーとなる状況を分析することで、自己理解を深め、再発を防ぐ手助けとなります。

 

記録をつける際は、以下の点を心がけてみてください。

 

 

①事実と気持ちを分けて書く

 

②自分の怒りの感情を受け入れる。

 

③この怒りの原因と、怒りの陰に隠れた感情を見つける。

 寂しさ、悲しみ、苦しみ、恐怖、無念さ、嫉妬、絶望、空虚・・・

 といった気持ちが根底にあるはずなので、じっくり自分と向き合ってみて、隠された感情を探してみてください。

 

④本当の感情を見つけたら、それを解消するために私ができることを考える。

 

 

 

 

怒りの感情を無くすことはできないものです。

 

ですが、怒りを誰かを攻撃する武器として使うことはせず、自分でコントロールをしていきましょう。

 

怒りの感情を自分をケアするヒントに使えるようになると、格段に生きやすくなると思います。