こんにちは。ちあきです。

 
日々色々な出来事があり、気づかぬうちにずっと気が張ってしまっていることはありませんか?
 
現代社会は常に忙しさに追われる日々。
 
仕事、家庭、そして自分自身のバランスを取ることは容易ではありません。
 
そんな中、ストレスを効果的に管理し、リラックスする方法が必要です。
 
そこでおすすめしたいのが「筋弛緩法」です。

 

 

  筋弛緩法とは?


筋弛緩法は、筋肉の緊張とリラクゼーションを交互に行うことで、深いリラックス状態を引き出す技法です。

 

人間にはホメオスタシス(自己恒常性)があります。

 

ホメオスタシスとは、生物が内部環境を一定の範囲内で保つ能力のことを指します。

 

例えば、人間の体温は、一般的に約36.5℃から37.5℃の範囲内で維持されています。

 

この温度範囲を保つために、寒い環境では体は震えることで熱を産生し、暑い環境では汗をかくことで体温を下げます。

 

このようにして、体温は一定の範囲内で調節され、ホメオスタシスが保たれます。

 

この原理と同じで、筋肉をぐっと緊張させ、元に戻ろうとする反動を利用して脱力させるのが、筋弛緩法です。

 

筋弛緩法を取り入れると、身体の自然なバランスを取り戻すことができます。

 

 

  筋弛緩法のメリット

 

筋弛緩法を取り入れると、こんな効果が期待できます。

①睡眠の質の向上
 
 筋肉の緊張を和らげることで、寝つきが良くなり、より深い睡眠がとれるようになります。
 
 また、リラックスした状態で寝ることで睡眠中の質を向上させ、翌日の目覚めがすっきりするようになります。

②不安とストレスの軽減
 
 知らず知らずに起こっている心身の緊張を和らげ、ストレスを軽減します。
 
 また定期的に筋弛緩法を行うことで、日々の生活におけるストレス耐性の向上も期待できます。

③集中力の向上
 
 リラックスにより心身の余計な緊張を解放することで、心の散漫さが減り、集中力が高まります。
 

 

  筋弛緩法の実践方法

 

筋弛緩法は難しいものでは全くありません。

 
周囲の騒音が少なく、リラックスできる環境で、座って行うようにしてください。

 

1.大きく、深呼吸を2,3回行います。
  息を吸うことより、吐くことに意識を向けるようにしてください。
 
2.足の指をぎゅーと10秒縮こまらせて、緩めましょう。
  これを数回繰り返します。
 
3.こぶしをギューッと10秒くらい握って、緩めます。
  これを数回繰り返します。
 
4.肩をぐぐっと上にあげて5秒ほどキープし、ストンと肩を下ろしましょう。

 

 
コツは、力を入れる部位に意識を向けることです。
 
また、最初は筋肉の緊張とリラクゼーションの感覚に慣れるまで時間がかかるかもしれません。
 
リラックスすることが大切なので、上手くやらなければ、と思わず、焦らずゆっくりと進めることが大切です。
 

 

 

 

筋弛緩法は、忙しい日々の中で心身のバランスを保ち、ストレスを軽減する強力なツールです。
 
例えば重要な会議やプレゼンテーション前、家事や育児の合間に、短時間でリラックスできます。

一日の終わりや、昼休みなど、リフレッシュしたい時に、定期的に取り入れてみてください。
日常生活に取り入れ、リラックスの習慣を作ることで、より充実した毎日を送ることができるでしょう。