一昨日、柚香光さんトップの花組
[巡礼の年]~リスト・フェレンツ、魂の彷徨~を観た。
リスト・フェレンツ(フランツ・リスト)は、どんな曲でも初見で弾きこなし
その技巧と音楽性から、当時最高のピアニストで[ピアノの魔術師]と呼ばれていたらしい。加えてその美貌でマダムたちを虜にした。
演じた柚香光さんは、ミステリアスでセクシーで美しく、独特の雰囲気。
公式のあらすじにあるので大丈夫だと思うが、ある女性と駆け落ちをしてピアノから離れる。
そして、そこが自分の本当の居場所だと言うが・・
生まれながらのピアノの天才は、ピアノを弾いている時が最高の幸せを感じるんじゃないのかと思った。
魂の居場所って何だろ?
例えば”自分探しの旅”もそうだが、かっこよく聞こえる言葉だけど・・何だろ。
あの素敵な水美舞斗さんが友人のショパンを。
背景に複雑な政治情勢があり、理解が難しい所もあるが、
中世期のヨーロッパの世界は宝塚が得意とするところ。
華やかで美しく、また美しい音楽に心躍った。
ショーは[Fashionabl Empire]
花組のイケメンの多いこと!
しかも皆高身長。
いつも感心するが、あんなに沢山の踊りの振りをよく覚えられる。
芝居の稽古もしながらひと月ほどで。
柚香光さんと、水美舞斗さんの二人の踊りの場面は圧巻。
お二人ともすごいダンサーだ。
女役をリフトする場面が多く、男性が持ち上げるのと、女性が持ち上げるのとは全く違う。
体格や筋肉量が違うのでホント大変だと思う。
右手で女役を抱え、膝の上に乗せ、左手で頬を撫でる。
愛しそうな表情だが、筋肉が震えてそうだ。
水美舞斗さんが、二番手の羽根を背負って上から下までスパンコールの衣装で大階段を下りてきた。
柚香さんより派手な衣装だ。
芝居で男装をした美女役をやった 永久輝 せあ さんもすごいイケメン。
もう見るところが多くて大変。
オペラグラスを右に左に忙しかった。
久しぶりに終演後も長く高揚感が続いた。
おもち 「だから、アニメみたい~って言わないで」