宝塚歌劇で上演した中国ものには、有名な[虞美人]がある。

私はなにかの映像で見たのだが、本物の馬が出てきて衣装や飾り物の豪華さに驚いた。

 

小か中学生の頃に観たのが[龍風夢]・・ロンハンモン

甲にしきさんの美しさに加え、今まで見たこともない国の、夢のような豪華な世界に心奪われた。

今になってみると、中国史劇のドラマは宝塚にぴったりだ。

必ずラブロマンスがあるし、何もかも美しく豪華絢爛。

男たちの戦いの苦悩や悲恋も。

 

アルバムの整理をしていると、なんと私たち雪組も中国ドラマを上演していたのだ!

[鶯歌春]・・オウカシュン

 

詳しいストーリーは覚えていないが、とても素敵な作品だった。

寺田瀧雄先生の甘く切ない曲。

 

で、新人公演で、あ、あの憧れの衣装を着ていた~~!

 

麻美れいさんの役[王鳳陽・・オウホウヨウ]を高汐巴さん。

その恋人 城月美穂さんの役[玉瑛・・ギョクエイ]を私。

 

ペイさん(高汐)とのラブシーンがあったのだ!

 

思い出した!そういえば新人公演の稽古で

ペイさんと見つめあう素敵なラブシーン。

目を見ると、ペイさんは3秒ともたず笑い出すのだ。

照れ屋さんなのか,なんかわからないが、そこから先に進めない。

愛の言葉をかわし、抱きしめて歌に入る・・そこまでたどり着けなかった(笑)

 

あの扮装ができたこと、私の中では宝物だったなと思う。