1月31日朝、1980年代星組トップ男役だった峰さを理さんの、あまりにも突然のご訃報の知らせを妹(湖条れいか)から受け取った。
すごい衝撃だったが、妹の心中を思うとしばらくそっとしておこうと思った。
名作「我が愛は山の彼方に」の[万姫]の役で、妹は初めてミネチャンさんの相手役をさせて頂いた。
ミネちゃんさんは、甘い二枚目男役で手足が長くスタイルが良かった。
抜群の歌唱力で、相手を包み込むような甘く優しくのびやかな歌声だった。
女役Wトップの南風まいさんは美しく、えくぼが可愛いなんでもできる素敵な方だ。
まいまいさん(南風)の透き通るような美しい歌声と、妹の優しいベルベットのようなのびやかな歌声と
ミネちゃんさんとの3人で歌う唄は、鳥肌が立つほど素晴らしかった。
[哀しみのコルドバ]の[エル・アモール]
圧巻だった。
そして何よりミネちゃんの日本舞踊の美しさ。
しなやかで優雅。
立ち姿は絵のようだった。
何十年も実家の玄関に飾っていた写真がある。
1986年妹が退団する時の「レビュー交響楽」のフィナーレ。
銀橋で、妹が走ってきてジャンプしてミネちゃんに乗って足を上げてるところ。
一つ間違えば二人で下に落ちる。
銀橋の幅は120㎝。宝塚大劇場の銀橋はまっすぐだが、
東京宝塚劇場の銀橋は丸くカーブしている。
振り付けの喜多先生が、怖かったらやめていいよとおっしゃっていたが
ミネちゃんが、「大丈夫です、やります。」・・・(カッコイイ~)
私でも、この写真を見ると二人の努力を思い、その懐かしい時代に涙が出てくる。
ミネちゃん、本当にありがとうございました。
そしてお疲れ様でした。