レオシュ・ヤナーチェクの音楽 | ヴァイオリニスト 山崎千晶 

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ヴァイオリニスト、作曲家  千晶のブログ。
演奏法や、コンサートにまつわるエピソードなど、
いろいろな演奏家との出会い、演奏者の面からの感想、
今までのコンサートの思い出など、
音楽シーン盛りだくさんの内容でお届けします。

チェコの作曲家、レオシュ・ヤナーチェク

を一晩で取り上げるコンサートが

7日にあります。

 

 

チェコは東(ブルノを中心とする

スロバキアや、ウィーンに近い地方)と

西(プラハを中心とする、ドイツに近い地方)

とに分かれ、東はモラビア地方、西は

ボヘミア地方と呼ばれます。

 

ヤナーチェクは、東のモラビア地方出身で、

この地域の民謡を採集し、また人々の

話ことば、自然や動物の音をもとに

作曲をしたということです。

 

モラビア地方の特色というと

ワイン、そして民族舞踊や

お祭り。

ヤナーチェクのオペラ

「イェヌーファのコンサート形式を

後半では演奏し、私もヴァイオリンで

参加するのですが、村祭りの音楽が

あります。

 

昔モラビアの村祭りに参加したよ写真↓

 

いつもお世話になっている

日本人のピアニストの方に、

「チェコの音楽、ってフラット系が多いのね!」

と言われたことがあります。

 

例えば、ドヴォルザークの

「ユーモレスク」はオリジナルが

Gesdurでフラット6つ、

アンコールでよく弾く

ルボシュ・フィッシャーの

アモローソもDesdur,
その他Fdurなど。

ロマン派以降のものは

確かに多いかも。

 

そして!ここ数週間

親しくしているヤナーチェクは、

気が付くとその最たるもので、

フラット、ダブルフラットの嵐!ゲッソリ

♭♭♭♭♭♭
「ファ」にフラットがついていると

実際には「ミ」で、

「ド」にフラットがついていると実際は

「シ」なのですが、

そういうドの♭、ファの♭、

♭♭オ・ン・パレード。

 

なかなか、サっと音程の

取りにくい書き方を

されています。(;^_^A

 

しかし、オペラ「イェヌーファ」は

臨場感と緊迫感のある

素晴らしい音楽です。

普段、オケの伴奏ではなく

歌手の方と本格的に

音楽を創り上げる機会

はあまりなかったので

面白い経験となっています。

 

練習風景。

 

 

 

 

チケット残席わずかにあります!!<(_ _)>

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アンサンブルの会&交流会

9月24日(日)16時~

曲目は、

モーツァルト:

アイネクライネナハトムジーク

第2楽章になりました。

 

場所:目黒芸術家の家スタジオ

対象者:アマチュアの方

 

お申し込み:ticket@dum-umelcu.jp

会費3千円+飲食代千円程度

今回の差し入れ:シャンパン

 

楽譜は、各自ペトルッチなどの

サイトからダウンロードしてください。

(*^▽^*)