チェコの民族舞踊とワイン | ヴァイオリニスト 山崎千晶 

ヴァイオリニスト 山崎千晶 

ヴァイオリニスト、作曲家  千晶のブログ。
演奏法や、コンサートにまつわるエピソードなど、
いろいろな演奏家との出会い、演奏者の面からの感想、
今までのコンサートの思い出など、
音楽シーン盛りだくさんの内容でお届けします。


チェコでは、9月後半になると、

Burcak(ブルチャーク)と呼ばれる

ぶどう発砲酒が出回ります。

ワインになる手前の、

発酵途中のワインです。


それを機に、ちょっとした週末の

イベントをやっているのに

出くわしました。

Kladrubyという街のカテドラル

の庭だったのですが、

このぶどう発砲酒開催に

あたってコンビで

ついてくるのが、どうも

チェコの民族舞踊らしいんです。

なので、特設ステージが設置され、

今までブログで届ける機会のなかった、

チェコのダンスをようやく

お届けできます。

まずは、プラハより西の、ボヘミア

地方。





ピルゼンの、昔っからある

ヤング民族ダンスグループ

らしいですが、

ずいぶん太めの、しかもそうヤングでも

なさそうな女性が多いのは、

たまたまでしょうか。




太く見えるの、
いや、衣装の形のせいかな。






この、黄色と青の色合い、

これこの辺の特徴です。

むかしの洗濯板をアレンジした

自作楽器がおもしろい。




動物の皮でつくった、バグパイプが入って。



音楽自体は、リズム感のない単純な2拍子です。


次は、ブルノからスロバキア方面、

モラヴィア地方。

この日のぶどう発砲酒も、

モラヴィアからきていました。

赤と白とあって、甘く飲みやすいですが、

あとでまわるらしいです。

お値段は・・

1リットル70コルナ=350円

ぐらいだったかな。



モラヴィア地方のグループは

この、真ん中にあるツィンバル

と言う楽器が入るのが特徴。





左手のお兄さんのフィドルの構え、

民族音楽だと、こんな感じに

かまえています。


写真だとちょっとわかりにくいですが、

モラヴィアのほうが衣装が

全体的に凝っています。

たとえば、このおじさんたちの

ブーツなんて、すてきな手刺繍が

はいってますし、

赤いスカーフも、きれいな

細かい刺繍になってました。



今回は、音楽だけで、

ダンスがなかったですが、

この形態の楽隊に、ダンスが

入ります。


その様子も、いつかみかけたら

レポートしますね。