蔵元マリアージュ対決in名古屋
先日、名古屋の布池協会「 聖ヨゼフ館」で開催された「蔵元マリアージュ王決定戦」にて、解説をさせていただきました。
地元愛知県の関谷醸造の「蓬莱泉」と長野県の田中屋酒造店の「水尾」のお酒を、
聖ヨゼフ館の料理長渾身のコース料理と一皿ずつペアリングをしていき、
5つのメニューごとに参加者の皆さんに投票していただきました
お料理とお酒のペアリングは一見簡単に思えるかもしれませんが、とても奥が深いのですよね。
まず、お酒を愉しむことがメインでお料理をいただくのか、お料理を愉しみながらお酒をいただくのかで
お酒に対する観点がかなり変わってきます。
またお料理も、一皿の中に、メインの食材の味と、ソースや付け合わせのお料理の味が
それぞれ別の個性を持ってアレンジされていたりなどしており、
部分を切り取ってペアリングするか、あるいは、一皿全体をひとつと考えて相性をみるかでも印象は大きく変わります。
僭越ながら私は解説として一皿ごとペアリングのポイントについてお話しをさせていただき、
参加された皆さんにはそれぞれの感性で投票をいただきました。
今回は、「日本酒は今や世界各国のお料理の食中酒として楽しめる」をテーマに、
各国のお料理のテイストに合わせるコース仕立て。
「本鱒の軽いスモーク カリフラワー オリーヴオイルの泡 イタリア風テイストで」
「白アスパラガスのキュイ 赤ワイン風味おヴィネグレット フレンチスタイル」
「イサキのカリカリ焼き グリーンオリーヴのペースト エスパニョル 茄子のコンポート スペインの香り」
「あか牛のロース肉の炭火焼き 大根餅添え 柑橘のエキュム 豆鼓とオイスターソースのチャイニーズ風」
「黒米とトウモロコシの名古屋ハヤシ ”スコッチエッグ”スタイル」
「桃のコンポート カシス風味 バニラアイスクリーム添え」
途中、参加者の皆さんにマイクを向けてコメントをいただいたり、
蔵元お二人のリアクションなどで会場は盛り上がりましたよ。
参加された皆さんは口々に「とても楽しかった」と仰っていましたが、
私自身も、甲乙つけ難い判定に真剣に悩んだり、ベストなマッチングに感動するなど楽しませていただきました
素晴らしいイベントにお声がけをいただき感謝です。
このイベントは過去長野で3回開催され、今回の4回目が名古屋開催。
次回の開催地はどちらになるでしょうか・・・
第5回目を楽しみにしています・・・