黒龍酒造 トークイベント
札幌から戻った翌日は、都内で福井県の黒龍酒造さんとのトークイベントでした。
「黒龍」「九頭龍」の銘柄で知られ全国にファンも多い黒龍酒造。
普段なかなか公の場でお話しされることのない、八代目水野直人社長の日本酒造りの世界観を直接聞けるとあって、
この日は黒龍ファン、日本酒ファンの皆さまが大勢集まりました
創業は1804年。
霊峰白山山系の雪解け水が長い年月を経て名水として湧き出る、非常に水質に恵まれた福井県永平寺町で、
上質な米のみを丁寧に磨き上げて仕込む高品質なお酒は、柔らかくしなやかな口当たりが特徴です。
トークでは、蔵の歴史や、社長の幼少時代のエピソード、
蔵を継ぐために福井に戻られた時のご自身の思いや蔵の状況などを包み隠さずにお話しくださいました。
また、現在の日本酒業界を取り巻く潮流や、これから進化していくために見えてきた課題など
お話しは多岐に渡り、60分のトークはあっという間でした。
トーク後は4種類のお酒を試飲
龍 大吟醸
純吟 三十八号
九頭龍 大吟醸
九頭龍 純米
日本酒への熱い想いを語る水野社長のお言葉一つ一つがどれも心に響きましたが、
なかでも、現在盛り上がりをみせる「日本酒のグローバル化」はこれからの日本酒の発展に欠かせない取組みですが、
世界に向けて発信するには、「その地域にしっかり根差し、食や気候風土や文化を見直し大切にすること」
とお話しされていたのが印象的でした。
何事も、足元をしっかりと見極め、その土台を信頼し支えられその上に立ち、
その土台と共に高いところを見上げることが大切なのだな…と改めて思いました。
日本酒をテーマにしたトークでしたが、お話しのなかの所々で社長の哲学に触れられたような気がして、
たくさんのことを学ばせていただきました
日本酒をテーマにしたトークでしたが、お話しのなかの所々で社長の哲学に触れられたような気がして、
たくさんのことを学ばせていただきました