今日の午前、東海地方の梅雨入りが発表され、「東京もそろそろかな?」と思っていたら、
追って午後に関東甲信も発表がありました
じっとりとした空気と暗い雨雲・・・そんな日が多くなるのを思うと、ついつい憂鬱になってしまいます
先週の雨の日、茶道のお稽古へ行ってきましたが、茶室に飾られていた茶花が気持ちをスッキリとさせてくれました
オオヤマレンゲ
蕾のままの佇まいに、儚げさと存在感を感じました。
二つの花が清楚で美しかったです。
岡倉天心の「茶の本」
西洋化が進む明治時代に日本の伝統美術の優れた価値を認め、
近代日本美術の発展に大きな功績を残した思想家、岡倉天心がニューヨークで英語で出版したものですが、
この本は茶道の指南書ではなく、日常生活に至るまで「茶の思想」が大きく影響している日本文化を、
茶の湯の世界を通して西洋文化と比較しながら説いています。
物質主義の西洋文化に対して、精神主義の伝統に育まれてきた日本人の感受性に改めて気づかされ、
その世界観の奥深さに学ぶところがとても多く・・・
これから多くなる雨の日を、憂鬱に過ごすのではなく、「何かを感じられる心」を養えたらな・・
なんて、本を読みながら思っています