●偏差値のからくり | 大迫ちあきのブログ

大迫ちあきのブログ

東京・恵比寿で未就学児〜小学生の算数教室を運営

(公財)日本数学検定協会認定数学コーチャー&幼児さんすうエグゼクティブインストラクター

大迫ちあきです。


先日も、偏差値のお話しをする機会があったので・・・


偏差値についてのお話しを少し・・・

テストが返却されたとき、点数だけでなく、皆さん偏差値を気にされると思います。


では、偏差値って何でしょうか?



偏差値=(得点ー平均点)÷標準偏差×10+50



標準偏差={(得点ー平均点)×(人数) の総和 }÷受験者数



これが、偏差値の求め方、です。


難しいですね汗


簡単にいうと、偏差値50、というのがが平均点です。



小学生の模擬テストですと大抵、正規分布になり、上は75、下は25くらいまでの


子供がいます。


正規分布ですと、大体、偏差値50を頂点として、なだらかな山のかたちに


なります。



よく言われる、合格可能性80%というのは、その子が80%の確率で合格する、


ということではなく


同じ偏差値の子供が10人受けたら、8人受かる、という意味です。




偏差値のひとつの問題点は、ご存じのように、



母集団によって、偏差値は変わる、ということです。


ですから、四谷の合不合テスト と 首都圏模試 では、


四谷の合不合の方が偏差値が低く出ます。


上位校を目指していらっしゃる方は、合不合、


中堅校を受けられるかたは、首都圏模試 を受けられる方が多いから、ですね。



そして、合不合の方が、問題数も多いですし、問題のレベルも、高いです。


問題が基本から応用・難問まで幅広くでるために、


信頼性が高い、とも言えます。



お子様の受けられる学校によって、選ばれるといいと思います。



もうひとつの問題点は・・・・



それは、志望校を書くときというのは、


2月1日から5日くらいまで書くわけですね。


それに応じて、偏差値が出てきます。


つまり、全員が、1~5日まで受ける、と仮定しているわけです。



つまり、1日校に合格するお子さんもすべて受験する、と仮定して出された


偏差値、なのです。



でも、実際は、1日校に受かったお子さんは、3.4.5日の試験はもう受けない、


という場合も多いのです。



ですから、3日目以降の偏差値に関しては、実際よりも高く出る、ことになるのです。


ですから、あくまでも


そのテストの相対評価・・・くらいに考えられるといいと思います。


それから、もちろん、一番大事なのは、


「学校は偏差値だけでは測れない」


ということです。


学校と子供の相性・・・


これは絶対にあります。


 

ぜひ、偏差値に振り回されずにいてくださいねビックリマーク



      


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