学校に行きたくない。
そんなときは、おうちにいてもいいし、いろんなところに行くのもいいですよね。

 

行先のひとつに、鍼灸院(しんきゅういん)をいれてみてください。

こども用の「小児鍼(しょうにしん)」や「鍼(はり)」や「灸(きゅう)」をうけることができます。体や心を元気にする助けになる治療法です。

鍼はささないです。平たい金属でさらさら体をなでるたり、編み針の様な棒を軽くあてるたりするだけ。
灸は熱くないです。温めるだけです。どちらも気持ちいいです。
その証拠に、わんちゃんやねこちゃんも同じようにしてあげるととても喜びます。

 

学校に行きたくないとき、おなか痛くなったり、夜眠れなかったり、吐いちゃったり、そんな症状があるのなら、そういうのを和らげますよ。

 

それから、なにかのかげんで、もう学校に行ってもいいなって思っているのに、やっぱりおなかが痛いこともありますよね。そんな時は、心の準備をほんとうにはしていないだけかもしれないから、ゆっくりしてもいいと思います。

 

でも、ほんとに行きたいのに痛くなることもあります。僕は学校に行きたいなのに、どこも悪くないのに、どうしておなかが痛くなってしまうのかって。そんな時もまたつらいですね。

そういうのは、ただ身体が心に追いついていないだけの事もあります。風邪を引いたあと、風邪が治っているのにまだ咳がだけがとまらない、みたいに、身体の癖がまだ治っていないだけなんですね。そういう症状は、鍼でほんとうによく効きますよ。

 

まあ鍼灸師と言うのは、身体をみることを仕事にしている人の中では、変わり者が多いです。お医者さんはやっばり学校生活から離脱した人は少ないですよね。鍼灸師は、いわゆる普通のルートから逸れた人がいっぱいいます。

 

だから、いろいろお話をしましょうよ。
このあいだ、中学生の女の子、小学校の時 一生懸命勉強して合格して入ったのに、その学校に行きたくない、なんのために勉強したんだろって余計につらいみたいでした。
「たしかにそんな気持ちにもなるし、ひょっとしたらしなくてもいい受験だったのかもしれないけど、それはそれとして受験勉強は役に立ちますよ。勉強の仕方を学べたから。これから自分がやりたいことが見つかった時に、何かの試験をうける必要が出てくることも多い、そんなときに勉強がしやすいと思いますよ。」そんなお話をしました。そのこはそれでちょっと気が楽になってくれたみたいでした。
優しい子でこちらにあわせてくれただけかもしれませんけどね。

 

なんにしても、なんか古臭いまじないみたいな方法で体が丈夫になるとかいってんの、よくわからないですよね。でもまあ一応、西洋医学のない時代1500年くらいは日本ではこれで体を治してきたんですよ。いまでも国家資格で国から認められた資格なんで、危なくは無いんです。

 

そんなわけで、学校に行きたくないときは、鍼灸院へ行ってみるのをお勧めしています。よくわからない変な職業についた変な大人の顔をゆっくり見るだけでも、気がまぎれるかもしれません。