皆さま こんにちは
先日の里親会に 個人の方が参加させていたワンちゃんのお話です
この仔は子犬のとき 三重県の動物愛護推進センター「あすまいる」に入りました
そして70代の母親と 40代の娘さんに譲渡されました
が・・・「大きくなって 力が強くて母親が散歩できないので 手放したい」とのこと
「あすまいる」に戻したいと 電話をしたが それはできません と
断られたとのことで 相談の電話を受けました
なんで そんな相手に譲渡したのか 集まった団体メンバーたちは
よく調べもせず 70代の母によく譲渡したものだと 思いました
里親会の際も 嬉しくて引っ張っているので こんな写真しかありません
連れて来た母娘に 詳しく話を聞き 「あすまいる」にも連絡して
担当された女性から お話を伺いましたが
この母娘は「飼う前講習」を受け 何度も意思確認をしたうえで譲渡されたとのこと
返したいと言われて 安易に戻すことは 譲渡契約書に違反することになるから
どうしてもというのなら 自分たちで里親探しをしてください と 話したんだそうです
大体 子犬のときからキチンと躾けてたら こんな引っ張る仔にならんべな
それに毎日 ちゃんと散歩させてないから たまにリード着けて歩かせると
こうして 嬉しくて引っ張るんでしょうよ
母親は 「あすまいる」からトレーナーさんが来て
教えてくれたけど 30分やそこらで直らんわなぁ と のたまいました
いやいや 違うって それを毎日の散歩で 実践せんと
「娘は毎日 仕事から帰るのが遅くて ちょびっとしか散歩できへんし」
と言われたので 「私も帰りは毎日 遅いけど3頭散歩させてますよ」と
言ってみましたが 力が強いし時間がないから飼えない と 言い張ります
しかも 犬が欲しいといったのは 娘さんのほうだというお話
子犬のうちは コロコロして可愛くて 遊んでる姿に癒されるでしょう
だけど 中型ミックスの男の子ですから すぐに大きくなります
里親さんが見つかるまでは 自分の家で預かる ← 当たり前ですが
だけど もう飼えないからかわいそう
あんた方が かわいそうな状況にしたんでしょうよ
譲り受けた命を 簡単に手放すなんて
「譲渡」というものを あまりにも安易に考えすぎです
この母娘に譲渡されなければ ちゃんと躾をして
終生かわいがってくれる御家族の元へ行けたかもしれないのに・・・
この親子には 二度と犬を飼わないという 誓約書をいただきます