ドラゴン・タトゥーの女(2011)
The Girl with the Dragon Tattoo
評価:★★★★★

ベストセラーをとったスウェーデン発の
大人気推理小説3部作の第1部映画版。
監督は「セブン」や「ファイト・クラブ」などでおなじみの
デイビット・フィンチャー監督。




私が映画館で見たCOOL!な予告




*あらすじ
雑誌「ミレニアム」の発行責任者であるミカエルは
実業家ヴェンネルストレムの不正を報道するも、
証拠不十分により名誉毀損で負けたばかりであった。
そんな彼の元に一本の電話が入る。
電話の相手は大企業元会長ヘンリックの弁護士。
ヘンリックはヴェンネルストレムの不正の証拠と引き換えに、
40年前の少女ハリエット失踪事件の調査を
ミカエルに依頼してきたのであった。

ヘンリックは言う。自分の一族の誰かがハリエットを殺したのだと。
そうしてミカエルは失踪事件の調査を始めるも、
複雑な関係を持ったヘンリックの血縁者を前に調査は難航する。

そこにヘンリックの弁護士の紹介で、
変わり者ハッカーであるリスベットを調査の相方として雇う事に。
彼女は小柄な背中に大きなドラゴンタトゥーを持ち、
顔にピアスと容貌も中身も変わり者であるが
映像記憶能力を持ち、情報収集能力には人一倍長けた人物であった。
そして彼女の協力により、少女失踪事件は同じく40年前に起こった
連続強姦殺人事件と結びつく———。



*感想
前々から噂は聞いていたものの
(周りに欧州人が多いせいが、原作小説を知っている人が多い)
実は最初、私自身はあまり興味が無く
「ミッション・イン・ポッシブル 4」を見に行った際に見た
予告(台詞無し、音楽と映像のみの割と短い予告)
がカッコ良かったために「よし、見に行こう!」と決めたもの。笑
やっぱり予告のインパクトって大事。
因みに見に行く前の予備知識としては

・3部作であるということ
・デイビッド・フィンチャーが監督で主演がダニエル・クレイグということ
・「40年前の少女失踪事件をジャーナリストが調査する」というあらすじ

のみで見に行きました。

なので予告では結構迫力ある感じであったせいもあり、
「アクションもあり?」と思っていたのですが
アクションはそんなにありません。ほんのちょっとだけ?笑
でも映像音響共に迫力はありました。
舞台がスウェーデンというのが何だか
独特な雰囲気を醸し出してミステリアスで良い。
雪国でのミステリーという要素が個人的に
ユアン・マクレガー主演の「ゴースト・ライター」を連想させます。

主人公のミカエルとドラゴンタトゥーの女であるリスベットが出会うまでが
ちょっと長いな~という印象がありましたが、見終わったあとでは
双方の人間性を見るためには確かに必要な時間だったなと思います。

彼らが出会ったあとは
もう今までの流れが嘘のように、
事件の全貌がどんどん暴かれていきます。
そっれはもうすらすら~っと。
リスベットちゃん、手際も容量も良すぎです
個人的にはミカエルよりも魅力的なキャラクターかも。

ミカエルもミカエルで、映画でも描かれている通り
魅力的なキャラクターではありますが。
キャラクターというより魅力的な男性像かな?
それにしても結構セクシーなシーン多いです。私は別に構いませんがw
女優のルーニー・マーラさんは体張って演技しています。素敵。

本筋のストーリー(失踪事件)とは関係無いけど、
リスベットの変態後見人に対する復讐は見てて爽快です。
そして映画の序盤でリスベットは実はヘンリックの依頼で
ミカエルの素性を調査していたのですが
(そうしてヘンリックはミカエルが信頼に足る人物と判断し、依頼をした)
その事を知ったミカエルとリスベットの
ちょっとした会話がまたコミカルで面白い。笑

3部作であるということで
1つの事件が3部作まで引っ張られるのかなぁ
とか心配していましたが、ちゃんと1話完結型でした。
2部も3部もタイトルが違うので
(2部は「火と戯れる女」、3部は「眠れる女と狂卓の騎士」)
リスベットちゃんは今回でお別れ…?と思いきや、
ちゃんとミカエル&リスベットコンビで物語が進んで行くみたいですね。
そんなわけで第2部も楽しみです。


因みに原作発信国のスウェーデンでも数年前に映画化されたそうですが
そっちのオリジナルはまだ見ていません。
でも原作小説やオリジナルを見た友人達にも
このフィンチャー版は好評でした。
監督の感性と作品がすごくマッチしていると思います。

そんなわけで、2012年最初のおすすめ映画でした