ショック | ママ看護学生のまとめ雑談日記

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今日は、ショックについて!

テスト対策ついでに!

 

ショックとは・・・

・循環が破綻して低酸素状態に陥ることによって生じる異常状態

・血圧が低下する

・ショックの原因によってその他のバイタルサインに特徴あり

 

 

分類

ショックには大きく4種類ある。

細かく分けると6個!

 

  • 循環血液量減少性ショック
  • 血液分布異常性ショック(アナフィラキシー、敗血症性、神経原性)
  • 心原性ショック
  • 心外閉塞・拘束性ショック
 

循環血液量減少性ショック

原因:出血、体液喪失(外傷、潰瘍、熱傷、脱水など)

症状:心拍数、末梢血管抵抗上昇 ↑

   血圧、心拍出量、中心静脈圧低下 ↓

治療:輸血、輸液、止血

 

アナフィラキシーショック

原因:アレルゲンの身体への侵入

症状:心拍数上昇 ↑

   血圧、末梢血管抵抗、中心静脈圧低下 ↓

治療:アドレナリン(エピネフリン)筋注、軽症:抗ヒスタミン薬、中等度:副腎ステロイドの点滴

 

敗血症性ショック

原因:感染症、全身性炎症

症状:

初期→ウォームショック(心拍数、心拍出量上昇↑、末梢血管抵抗、血圧低下↓)

進行→コールドショック(心拍数、末梢血管抵抗上昇↑、血圧、心拍出量低下↓)

治療:感染源の除去、抗菌薬投与、リンゲル液による輸液

 

神経原性ショック

原因:迷走神経反射、脊髄損傷

症状:心拍数、血圧、心拍出量、中心静脈圧、末梢血管抵抗低下↓

治療:徐脈に対するアトロピン投与、昇圧剤投与

心拍数低下は神経原性のみ!

 

心原性ショック

原因:心筋梗塞、不整脈など

症状:心拍数、末梢血管抵抗、中心静脈圧上昇↑

   血圧、心拍出量低下↓

治療:原因により様々。昇圧剤(カテコールアミン)の投与

 

心外閉塞・拘束性ショック

原因:緊張性気胸、心タンポナーデなど

症状:心拍数、末梢血管抵抗、中心静脈圧上昇↑

   血圧、心拍出量低下↓

治療:昇圧剤、利尿薬、血管拡張薬

 

 

まとめ

引用:マイナビ看護

 

 

過去問

問1 ショックはどれか

1.顔面が蒼白になる

2.皮膚温が低下する

3.心拍数が増加する

4.血圧が維持されない

 

答.4

 

問2 心原性ショックで現れる症状・徴候はどれか

1.顔面の紅潮

2.胸部不快感

3.血圧の上昇

4.尿量の増加

 

答.2

 

問3 アナフィラキシーショックで正しいのはどれか.2つ選べ.

1.徐脈になる

2.重症例では死にいたる

3.気道粘膜の浮腫を生じる

4.III型アレルギー反応である

5.副腎ステロイドは禁忌である

 

答.2.3

 

 

問4 食物アレルギーのある8歳の児童がアナフィラキシーショックを発症した場合の対応として適切なのはどれか

1.水分の補給

2.抗ヒスタミン薬の内服

3.副腎皮質ステロイドの吸入

4.アドレナリンの筋肉注射

 

答.4