今日は、誤嚥性肺炎をテーマにまとめていきたいと思います✨
誤嚥性肺炎とは、食べ物や唾液が気道に入ってしまう誤嚥がきっかけとなり、口腔内の細菌が肺に入り込んで起こる肺炎。
症状
- 発熱
- 呼吸苦
- 肺雑音
- 痰の喀出
- 咳嗽
- SpO2の低下
診断
- 採血(白血球数↑、CRP↑)
- 胸部X線(浸潤影)
- CT
- 嚥下機能評価
治療
- 抗菌薬の投与
看護
口腔ケア
- 歯垢除去
- 舌苔除去
- 経口摂取していなくても行う
- 口腔内の保湿(ジェルなど)
食事介助
- 目線は同じ高さで
- 頚部前屈位
- 一口量は患者さんに合わせる
- 食事形態(刻み、ミキサー食、とろみなど)の工夫
- 逆流防止のため食後1時間は座位を保つ
唾液を増やす
- 水分出納量の確認
- 水分摂取を促す
- 口腔体操
- 唾液腺の刺激
過去問
問1 加齢による咀嚼・嚥下障害の特徴で正しいのはどれか
1.咳嗽反射が低下する
2.口腔内の残渣物が減る
3.唾液の粘稠度が低下する
4.食道入口部の開大が円滑になる
答.1
問2 軽度の嚥下障害がある患者への誤嚥性肺炎の予防法で正しいのはどれか
1.流動食にする
2.軽く下顎を挙上して飲み込んでもらう
3.食後は10分程度の座位を保持する
4.口腔内を吸引しながらブラッシングする
答.4
問3 嚥下障害のある成人患者への食事の工夫で最も適切なのはどれか
1.冷たい料理は温める
2.硬い食材は細かく刻む
3.汁物にとろみをつける
4.一口量はティースプーン半分を目安にする
答.3
問4 意識レベルが低下した片麻痺の患者の口腔ケアを在宅で実施する家族への説明で正しいのはどれか
1.舌苔には触れないでください
2.口腔ケアは肺炎の予防になります
3.入れ歯は装着したままでいいですよ
4.麻痺側を下にした横向きでケアをしましょう
答.2