7回目の調停の日は午前中は出勤し、午後から半休をとって家裁に向かった

 

また会社へ戻ってこようかと思ったけれど、今回は調停が終わるタイミングで先輩が迎えにきてくれる事になった

 

以前、弁護士事務所で先輩夫婦も一緒に話しをした際に

面会調停の気が進まない理由のひとつとして、調停をするメリットが不明な事、

また「調停そのものがかなり精神的に苦痛だ」という事が改めて自分でもわかったから

 

相手が、車なのか電車なのかもわからない

私が先に家裁を出ることになっているけれど、もしもお互い電車で追いつかれたらと思うと怖くてたまらない

本当は気分転換に好きな本屋に行くとか、お茶をするとかしたい気持ちもあるけれど

駅に向かい、まっすぐに家に帰る

 

弁護士は「怖いのはわかりますが、仕方がないですよね」「調停室には入れないけれど、誰かを連れてくるといい」などと言った

 

事務所で話した際、先輩は少し考えてから弁護士に

 

いつもChiiちゃんは、調停が終わると、とりあえず「終わりました」ってLINEをくれるんですが。

この前なんか、『終わりました。今、駅のホームで、自動販売機の陰に隠れてます』って書いてきたんですよ。

かわいそうに、って思って読みました。

こういう感覚わかりますか?

 

と言った

 

 

 

 

 

 

私は自分でもそんなLINEをしたことを忘れていて、

また、そのLINEをするときには無意識にそんな事を書いていて

改めて、そんな心理状態は普通ではないと思った

 

いつも下を向いてあるいて、ホームでは隠れていて。

見えない夫におびえている。

 

7回目の調停の日は、先輩が仕事の途中で抜けてきてくれると言う

 

「もし向こうも車だったら・・」と言うと

「●●(夫)の車があったら、近くのコインパーキングに移動するし、随時連絡するよ」と言ってくれた

 

当日、調停が終わり弁護士に「今日は〇〇さん(先輩)が迎えにきてくれているんです」というと

「そうですか、じゃあ外まで行きましょう」と、つかつかと速足で駐車場へ歩いて行った

 

私は「えっ?確認してからでないと夫の車があるかもしれないので・・」と言ったけれど

弁護士は勝手に外に出ていった

 

追いかけながら先輩のLINEを見ると「あいつの車らしきものはないから、駐車場にいるよ」と書いてあった

 

安心して外に出ると

弁護士が「あの車ですか?」と先輩が運転席にいるのを見つけて言った

「そうですね」と言うと「じゃあ」とそのまますぐに振り返って帰っていった

 

あんなに、調停のあと夫に出くわすのが恐怖だと伝えたのに

勝手に外に出て あの車ですかと指を挿して先輩に会釈なんて当然せず

私にも「じゃあ」と、踵を返して帰っていった

 

車の中で調停の報告をしながら、弁護士の態度についても触れると

「まあ、そういう感じの人だよね」「普通あの距離で指さすか?」とあきれていた

 

先輩が会社に戻らなくてはならないので数駅離れたところでおろしてもらい

そこで食べていなかったお昼を食べ、コーヒーを飲みながら

ぼんやりと調停の事について考えたりして帰った

 

今回に関しては夫がひねくれた発言をせず、婚姻費用が決まったせいか

いつもよりは何故か少しだけ気持ちが軽かった