もともと、物づくりやお菓子作りが好きで

道具などもいろいろ集めたくなってしまったり食事も忘れたり、没頭しすぎてしまう

去年は、子供たちにはベストを、自分にはセーターを一枚編んだ

 

 

 

没頭できて、どんどん形になって、幸せさえも感じる時間。

この冬も、去年をベースに、少し首元の形を変えてセーターを2枚編んだ

 

去年のおかげで、出来上がっていく過程がわかったので

Youtubeでところどころ編み方を調べながら、去年よりどんどん編み進めることが出来た

 

1枚目は、ざっくり目の毛糸とモヘアを合わせて編んだので

冬の間に長く着たいなと思い早めにはじめ、11月初旬には編みあがった

基本はシンプルなメリヤス編みに、肩は少しドロップショルダーにした

 

出来上がったセーターを着て行った日の朝、

社長が「おはよう、今日は寒いねー。早く編み物仕上げないと間に合わないよ!」と声をかけてきた

 

私が「終わりましたよ」というと

「えっ?これ?」と、かけてあった私のマフラーを見たので

 

これです、と着ているセーターを見せると

「えっ?セーターを編んでたの?信じられないね、すごい」と驚いて褒めてくれて

営業のみんなに「見た?これChiiさんが編んだんだって」と声をかけていたので笑ってしまった

 

11月に一枚編み終わったので

普段はVネックのセーターは着ないけれど作り方に興味があって、Vネックの物を編みはじめた

 

なるほど、こうなるんだ、と編みながら

どんどんVネックの部分が出来上がっていくのがおもしろくて、あっという間に完成した

 

途中から、何故かこれは母にあげようかなと思い始めた

ざっくりしているけれど肌触りがよくて、色も母が好きそうなワインレッドだった

 

完成したセーターを、母に見せると「上手ね」と言って褒めてくれたので

「あげようか?着る?」と言うと、いいの?と嬉しそうだった

 

数日後、母と顔を合わせた時には

「習い事に着て行ったのよ。すごくあったかいし、みんなに褒められたわ」と言っていた

 

ワインレッドのセーターは借りたいと思えば借りられるし、母の方が似合いそうな形と色だった

また来年は、違うセーターを編もう

 

冬のセールでセーターに使う量の毛糸をまとめて買い、一緒に引き揃えて編むモヘアも買った


消えてしまいたいと思っている毎日から

次の冬が楽しみになることがあって、嬉しい