先月から子供ふたりと私で実家から3分くらいのアパートに住んでいる。

夫には知らせていない。

 

お金もだいぶかかったし

しばらくは貯金を切り崩し生活することになる。

 

実家からとなると退去がないので、

アパート契約後は仕事から帰ってから、

届いた家具を組み立て、カーテンをそろえ、と少しずつ準備していった。

 

実際に寝泊まりするようになったのは、少ししてからだった。

 

ガステーブルや電子レンジ、冷蔵庫も段々とそろい

「明日から朝食は自分たちで済ませるね」と母に伝えた。

 

しかし、翌朝7:30頃、3人で朝食をとっている時に

インターホンが鳴り、出てみると母だった。

 

「みんなで寝坊してるのかと思って・・・」

 

実家にこないため、訪ねてきたらしい。

 

 

苦笑い。私が初めて一人暮らしをした翌日の朝と同じ。

20年たっても。

 

 

 

 

もう私は20代の娘ではないし

きつい言い方こそしなかったものの

「寝坊してたとしても、仕方ないじゃん」と言った。

 

「とりあえず、あける」と母を招き入れた。

 

 

 

私がへそ曲がりに見えるかもしれないが、

「忘れてたの?こっちで朝食は済ませるって言ったでしょ。でもありがとう」と

笑いながら言うなんてやっぱり出来ない。

 

 

相変わらず、過保護で。過干渉で、肝心なところは無関心。

 

昔みたいに

私は何もできない無能な人間だ、とは

もう思わないけれど。