「事業着手前」
朽ち果てた建物の瓦が落ちてきたら危ないと、警察が「警告」と併せ、バリカーを張り巡らせていました。
この不動産は土地3筆共有分割のできていない三者の共有地の上に、それぞれ他人の家屋が長屋のように2軒建っておりました。
近隣に迷惑をかけることを杞憂し、解体したくとも、その解体費の捻出は更地化して売却し、その資金が必要でしたので、皆の気持ちが一致するのに、長い年月が必要でした。
機が熟したのです。
私は、その整理整頓のコンサルテイングに携わらせていただくこととなり、一旦この不動産を当社にて所有し、整理整頓後、更地化して売却を企画しました。
リスクを抱えながら、手付金を打つ決心がついたのは、当社が直接各所有者、共有者、隣接の方等の話を聞き、金額の調整、交渉、期間、それぞれの思いを知ることができていたからこそ、これは「解決できる」という自信を持ったからこそです。
更地整地後、「管理」看板を立てましたら、毎日のように「売却」打診の問い合わせが入りました。
それだけ旧市街地の需要は高い、ということです。
当社の活用提案に、大変ご興味をいただいた投資家に購入いただきました。
この投資家の目的は、「現金資産の評価減」です。
たとえば、現金資産は相続時、100%の相続評価となりますが、流動化しやすい不動産に変えることで、その相続税路線価により評価減でき、さらにその土地の上に、「資産管理会社」の建物を建築することで、貸家建付け地として評価減をすることができます。
ここの場合100のものが、20になるわけです。
当社の「空家・遊休地の活用提案事業」の
目的は、
2016年4月
2年の歳月を経て、具体的プランを元に、
ラフ デザインは、 カスガ企画 近藤
設計は 一級建築設計事務所MasMasさん
建築は 同友会仲間 沼隈プレハブ 久保岡社長
電気工事は ライオンズ仲間 安田電工 安田社長
駐車場・エクステリア・ガーデニングは 同友会仲間 センス 橘高社長
ロゴデザイン、施工は 同友会仲間 Jワークス 上堂薗社長
ご協力いただきまして、完成いたしました。
工事経過を、どうぞご覧ください。(完成後には見ることができないものです)
さらに水道代、駐車場2台分 セキュリテイー費用込の賃料設定
業務用ダスト収納庫も設備いたしました。
駐車場の車止めにLEDライトがほのかに、夜の暗闇から浮かび上がります。
各テナント様は、
企画の段階で、2室
完成途中で、1室
完成後、即1室
と、すべて契約をいただきました。
コンセプト通りのテナント様のお申込みで、たぶん、長く長く利用していただけそうです。
「流動化しやすい不動産」は、更地に限るとは言い切れません。
不動産を活かし、「収益性」の高いものに、仕上げればさらに評価をいただき、需要つまり“競争力”が高まります。
カスガ企画は、
“求められる物”“必要とされるもの”を日々の業務から感じ取り、お客様の目的実現の協力者としてまい進します☆