**🌙 第6章③

「感情に飲みこまれそうな日ほど、
小さな“今”に戻る」**

 

感情という波は、
いつも突然やってくる。

仕事の途中、
家族との会話、
誰かのひと言、
ふとした匂い。

予告もなく胸に押し寄せてきて、
心の呼吸を一瞬で奪ってしまうことがある。

昔の私は、
その波に気づけず
ただのまれていた。

焦りや怒り、
寂しさや不安が湧き上がるたびに、

“どうしてまたこうなるの…”
“何がいけなかったの…”

と、自分を責める方向へ向かってしまっていた。

でも本当は——
感情はただ、
「気づいてほしかっただけ」だった。


🌿 香りがそっと教えてくれたこと

ある日、
家に帰ってドアを閉めた瞬間、
胸がぎゅっと縮むような寂しさに襲われたことがあった。

理由なんてわからない。
ただ涙が勝手にこぼれていく。

そんなとき、
手元にあったのは
ベルガモットの小瓶だった。

キャップを開け、
手のひらでそっと香りを包む。

ほんの一呼吸で、
胸の奥に温かい明かりが灯るようだった。

その香りが言ってくれた気がした。

“逃げなくていいよ。
でも、のまれなくていいよ。”

感情は、
ただ “溢れたエネルギー” のようなもの。

良いも悪いもなく、
波として湧き上がり、
やがて静けさへと帰っていく。

香りを吸い込むたびに、
私はそのことを思い出していった。


**🌿 そして気づいた。

感情は“今に戻る”チャンスなのだと。**

昔の私は、
湧き上がる感情の奥に
“幼い頃の体験” が隠れていることを
知らなかった。

親の表情、
小さな誤解、
求めても届かなかった気持ち。

幼い私の記憶が
ふとした瞬間に動き出し、
今の心に大きな影響を与えていた。

でも、その仕組みに気づくと
ひとつ分かったことがある。

感情は敵ではなく
過去から届いたサインで、
“今に戻る道しるべ” のようなものだということ。

胸がざわついたら
「私は今、何を感じてる?」
と優しく問いかける。

その“丁寧な一呼吸”が
心を過去から今へと連れ戻してくれる。


🌿 香りと一緒だと、もっとやさしくできる。

心がざわつく日に
私がよくしていた小さな習慣がある。

精油を一滴。
ティッシュに落とし、
そっと鼻を近づける。

そのとき、
感情を“ほどこう”としなくてもいい。

ただ、香りと一緒に
「今の私」に戻ってくるだけでいい。

怒りの日も、
悲しみの日も、
不安の日も。

香りはいつも
“そのままでいいよ”
と寄り添うだけで、
決して押しつけてはこない。

その優しさに何度救われただろう。


**🌕 感情に飲まれない方法は、

劇的なことではなく、
たった一つの“今”を感じることだった。**

足の裏についた床の感覚。
指先のぬくもり。
胸の上下する呼吸。
手の中にある小さな香り。

ほんの少しだけ
“今” に触れるだけで、

感情の波は
いつのまにか静けさに溶けていく。

あの頃より、
私はずっと優しく自分に触れられるようになった。

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愛と感謝を込めてピンク薔薇