犬のいる暮らし | Stand By Me

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愛を運んできた元保護犬ファルコンと
幸せを紡いでいく元保護犬ポノとの日々

わたしのブログを最初から読んでくださっている方はご存知の通り、ポノは我が家にとり、3代目のわんこである。

わたしが最初に迎えた保護犬はずっと飼いたかったコーギーでとてもハンサムだったがとても気性が荒く、わんこと暮らすのが初めてのわたしには飼い続けることが出来なかった。

咬まれて大怪我をし、泣きながらもとの保護主さんに連絡をすると、こちらで引き取りますと言ってくださり、お別れとなった。

そのコーギー犬、ごんの保護主さんから先日お手紙をいただいた。

ごんが天寿を全うしましたというお知らせだった。

うちからまた引き取ってくださってから咬傷犬について勉強され、

「安易に里親さんに預けたことを恥じ、活動を引退し、ごんだけに愛情をかけて最後まで一緒に暮らすことにしました」

「毎日、咬んでしまってごめんなさい、ぼくは一生懸命最後まで生きるので許してくださいとごんと話しながら9年間生活しました」と書いてくださっていた。

触ることはできないくらいだったのに、その方がかけてくださった愛情に応えて、甘えてお腹を出すまでになったそうだ。

その方の誠実さ、ごんへの愛情の深さに、ありがたくてありがたくて涙が止まらなかった。


そのころちょうど高校を卒業して家にいたので、一緒に引き取りに行き、ごんの世話も一番してくれていた三男と、時々「ごんはどうしてるやろなあ」と話していた。すぐ三男にも知らせて

「ごんは幸せにしてもらったんやな、よかったなあ」と話し合った。


ごんにも、保護主さんにも、わたしは頼りないお母さんで、申し訳ないことをしてしまった。

でも、ごんと暮らしてわんこの可愛さを教えてもらったからこそ、ファルとめぐり合い、一緒に暮らすことができた。そして、ファルが犬と暮らす幸せをいっぱい教えてくれたから、ボノを迎えることができた。

すべての経験は何ひとつ無駄ではなく、わたしの人生にわんこを与えてもらえたことに、改めて心から感謝した。

保護主さま、ありがとうございました。

そして、ごん、ありがとう。

虹の橋で出会ったら今度はお腹を撫でさせてね。


読んでくださってありがとうございました。