2月9日が来るたびに、ファルとお別れしてからの一年、一年が積み重なっていくなあと思う。
今まで生きてきた中で、いちばん悲しかった日。
ファルの最期と、それを見ていたときの気持ちをポノに話した。
ポノは聞いているんだかどうだか。
ピンクのお鼻をぺろりーんとなめながらそっぽむいている。
「聞いてる?」と訊いたら、わたしをチラッと見て「うぉーん」とあくび。
思わず笑ってしまった。
で、気がついた。
ファルはどこにも行っていない。
ちゃんとここにいる。ポノの中に。
かあちゃん、なあに?
虹の橋で会えるときまで、ポノと一緒にそばにいてね。
今日もありがとうございました。