宮ちゃんは嫁に来てから、野菜作りを覚えたと言って居た。
近所に”道の駅”が出来て、田舎にしては自慢できる場所になっている。
野菜が野菜とは言えないほど、高騰している昨今。
宮ちゃんの野菜が有難い時が度々ある。
私は宮ちゃんの手紙が読みたいだけだが、宮ちゃんは何か送るものがなければ
手紙を書いてくれない。
今でも宮ちゃんは亡くなった従兄の事を則ちゃんと呼ぶ。
高校卒業を間近に控えた頃「則ちゃん、則ちゃん。。。あの人がチマちゃんって言う人?」と
従弟に問い掛けていた。
幸せだけじゃなく不幸だけじゃないけど、あの日から喜びも悲しみも滂沱と降り
注いだもんだねぇ~