昨年の夏頃から、子どものアトピーが
急にひどくなった。
良くなったり悪くなったりを繰り返しながら、
気づけば受験シーズン。
「痒くて眠れない」
そう言われて、病院に連れて行った。
ただ、予約はすぐに取れず、
診てもらえた頃には症状は少し落ち着いていた。
塗り薬や飲み薬、保湿剤など色々処方して
頂いた。
先生からは
「中学生でも、なかなか自己管理は
できないから。お母さんが塗って
あげてくださいね」と言われた。
ちょうどピークを越えていたこともあり、
2〜3日きちんと塗ると、すっかり良くなった。
そして2週間後、経過を見るために再診。
「背中どう?良くなった?」
そう言われて服をまくった瞬間、内心ヒヤッとした。
背中の皮膚が、きれいじゃない。
首や腕など、目につくところばかり気にして、
背中をすっかり忘れていた。
先生も苦笑いしながら
「塗ってあげてって言ったでしょう」
と一言。
……どうしても、忘れてしまう。
今回だけじゃない。
幼稚園の頃も、同じようなことがあった。
「私ってズボラだな」
ずっと、そう思ってきた。
でも、改めて振り返ってみると、
それだけじゃなかった。
私自身、左腕や左上半身に痛みがあって、
子供に薬を塗るのが正直つらかった。
子どもが小さい頃も、体力的に
いっぱいいっぱいだったな、と思い出す。
よく「人に優しくするには、まず自分が
満たされてから」
と言うけれど、子育ても同じかもしれない。
親に余裕がないと、子どものケアまで
手が回らない。
気持ちはあっても、体がついてこないこともある。
愛情が足りないわけじゃない。
今回のことで、「私の体の痛みが治れば、
ちゃんと塗ってあげられる」そう思えた。
自分を責めるより、まず自分を整えること。
それが、結果的に子どものためになるんだな、
と感じた出来事だった。