黒神の埋設鳥居

 

2023年4月10日(火)、7日目の様子をご紹介しています。

 

湯の平展望台から時計回りに桜島を一週する途中、黒神の埋設鳥居前を通ります。

ちょっと立ち寄りました。

▲黒神の埋設鳥居(黒神は地名) 

1914年1月の桜島の大噴火により、ここ黒神でも687戸が火山灰に埋まったそうです。

この神社は腹五社神社と言うそうですが、鳥居の一部を残して埋没しました。

 

当時の村長が爆発の猛威を後世に伝えるため、鳥居発掘の中止を指示。

そのままの形を今に残している。  との説明がありました。

▲埋設鳥居の説明

鳥居の傍らにはこの説明書がありました。

 

1914年(大正3年)1月12日に、まず桜島の西(地図の上のほう)で爆発が起こり

(紫の部分)、10分後に地図の下の部分の紫で、大爆発が起こり桜島と大隅半島が

陸続きになったそうです。  現在はまた離れてる。

黒神の集落は、地図の下の紫部分の脇に見える紫のポチ地点です。

 

写真ではわかりにくいですが、この説明板にはそのような事が書かれていました。

▲腹五社神社の今

埋没鳥居の脇を通って奥へ行くと、現在の腹五社神社が見えて来ます。

立派な神社ではありませんが、新しく社殿が立てられ祠もいくつか造られていました。

▲神社から鳥居を

1914年の噴火と言う事ですから、109年も経過しています。

鳥居の周りは依然として火山灰が見られます。

この樹はガジュマルの樹と思いますが、噴火の後この場に植えられたのでしょう。

▲退避壕

埋没鳥居の前には、こんな退避壕が作られていました。 凄く頑丈な造りでした。

B29が来ても大丈夫かも。

▲桜島夕景

埋没鳥居から10分のドライブで、道の駅「垂水」に16時到着しました。 

今夜はここで野宿。

道の駅「垂水」には天然温泉があるので、700円でゆっくりと温泉を楽しみました。

 

温泉を楽しんで車に戻ったら・・・こんな風景が目の前に広がっています。

噴煙は南風乗って北に流れています。  

何年か前に野宿した時、車が火山灰だらけなった思い出があります。

今回は大丈夫だ。