船の科学館①

2009年3月5日、13年前のお台場散歩をご紹介しています。

 

▲エントランスの天井

南極観測船宗谷、青函連絡船羊蹄丸を過ぎて少し歩くと船の科学館があります。

羊蹄丸は入場無料だったと思いますが、科学館は有料だったと記憶しています。

 

エントランスの広い空間の真上に写真の天井絵とシャンデリアが輝いています。

おおー、と圧倒されます。

▲展示の絵画

まずはヨーロッパの十字軍時代の船の模型と絵画の展示コーナーです。

「科学館」と言うから、船が浮かぶ理屈、走る理屈、スピートアップの為の理屈などが中心と思いましたが・・・・・模型と絵画が中心で、理屈抜きに楽しい科学館でした。

特に海と船と軍艦が好きな人にはたまらん科学館でしょう。

▲大きな和船の模型

帆柱は人の背丈の3倍以上あろうかと思う大きな模型も展示されていました。

▲英国の戦艦「ヴィクトリー号」の模型

トラファルガー海戦でネルソン提督が座乗、フランス・スペインの連合艦隊を撃破しイギリスの危機

を救ったイギリスの旗艦。

▲クリッパー型帆船の模型

帆船時代、最高速度を出したのがこのクリッパー型帆船と聞いております。

世界最高速の帆船とされたカティサーク号もクリッパー型帆船でした。

カティサークと聞くとウィスキーを思い出す平蔵です。

▲原子力船「むつ」の模型

日本初の原子力を動力とする船でしたが、様々な故障と日本人の原子力アレルギーで

ひのき舞台に出られなかった悲運の船。

▲日本の商船群のコーナー

手前の船は日本郵船の船、左奥の船は大阪商船の船ですね。

煙突のマークをファンネルマークと言いますが、赤線2本は日本郵船、大阪商船は大の字。

▲水中翼船

日立造船製の水中翼船です。

船体が引き起こす造波抵抗を出来るだけ小さくしようと考えられたのが、船体を水中翼で浮かそうと言うものでした。  今でも離島を結ぶ小型船舶によく使われています。

▲船舶模型の展示風景

展示されていた船舶模型のほんの一部をご紹介しました。

次回は旧日本海軍の艦船を中心にご紹介します。

 

 

          <今日の一曲>     悲しき天使    ポール・モーリア管弦楽団