2012年4月18日、天橋立展望台下の知恩院へ立ち寄りました。
文殊の知恵の輪などがある寺です。
▲知恩院の山門
山門の額に「海上なんとか」書いてあります。航海安全の祈念するお寺のようです。
▲多宝塔
見事な彫刻がなされた多宝塔。 なんだか背筋がピンと伸びそうな雰囲気の建物です。
ここまではとっても清々しい気分でお参りしたのですが・・・・絵馬堂を覗いた凄い地獄絵を見たのです。
▲奪衣婆
三途の川のほとりに居て、川を渡って来る亡者から衣類を奪う婆です。
亡者が地獄で真っ先に出会う人物です。 胸におっぱいはあるけどガリガリに痩せてる。
お顔も怖いねぇー。 何も言わずとも亡者は恐れ入って着物を差し出してるよ。
▲浄玻璃の鏡
三途の川を渡った亡者が連れて来られるのは浄玻璃の鏡の前。
鏡の向こうには閻魔大王が居て、浄玻璃の鏡を見ながら判決を下す寸法です。
亡者が現世の自身の行いをあれこれ弁明しても、すべて浄玻璃の鏡に写し出される
ので、嘘を申し立てても駄目です。
▲観音様と水子
閻魔大王の隣に、何故か観音様と小さな子供たちが居ます。
子供は生まれる前に死んでしまった水子で、地獄に居るけど観音様に守られている。
▲畜生道
閻魔大王の判決に従い、地獄の獄吏が亡者に罰を執行します。
この絵には畜生道に堕ちた亡者が描かれています。首だけ人で体は動物(畜生)です。
▲窯茹での刑
▲舌抜きの刑
口先三寸。嘘ばかり言うと閻魔様に舌を抜かれるよっ!! ってよく親に叱られたものだ。
▲首抜き
▲血の池地獄と針の山
▲煮え湯
まあ、平蔵も現世で煮え湯はかなり飲んたけど、地獄に堕ちてまで煮え湯は勘弁だ。
ざっと知恩院の地獄絵をご紹介しましたが「地獄」と言う概念は仏教だけなんでしょうか?
キリスト教、イスラムやヒンズーなどにも「地獄」の概念はあるのかなぁー?
地獄の概念があるのが仏教だけとすると、仏教は脅迫産業なんですかね。
お賽銭出さないと地獄に堕ちるぞぉー、なんてね。 あー、こんな事書くとバチが!!
寺にはあって、神社には無い? 日本の神道には地獄は無さそうだし。
我が家はあまり熱心ではないけど・・仏教なんだ。 なんだか心配になった平蔵です。
「あの事も、この事も、隠しておきたい。 浄玻璃の鏡の前に立つまでは」の心境だ。
今日の一曲> 夜空のトランペット 演奏、 ニニ ロッソ