書道家としての活動を始めた頃は、私自身、道具や自分の書いた作品に対する扱いが、とても雑だったように思います。
プロとしての意識が薄かったとも言える。
様々な経験やお仕事をさせて頂く中で、もっと良い作品を生みたい、良い仕事がしたい、感動させたい、喜んで頂きたい、お金を頂く以上は、、という気持ちがどんどん強くなっていったと思います。
そんな気持ちから、苦しんで苦しんで創り上げた作品は、やはり我が子のように大切なものです。
その作品を書き上げる為の筆は、何よりも大事な商売道具。
仕上げた作品は丁寧に取り扱い、納品や出品の日までベストな状態で保管する。
筆は、その日書き終えたらすぐに優しく丁寧に洗い、よく乾かす。
落款印を捺す時にも、とても注意を払うようになりました。
愛着を持って丁寧に扱うようになり、筆は昔に比べて何倍も、長持ちするようになった。
作品や道具を大切にするようになった頃から、“字が変わってきた”と時々言われるようになった気がします。
意識によって変わることとは、計り知れないものですね。
日常においても、よく感じることです。
さて、そろそろ次の制作に取り掛からねばです。
頑張って良い作品を仕上げますp(^-^)q
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