現在処方される精神薬は俺が知る限り全てに重大な依存性がある。
今や当たり前のように出回るデパスにも、産後うつに処方されがちなSSRIにもだ。

赤玉、エリミンのように若者を中心にドラッグとして扱われてた時代から何も進歩していない。
スニッフ中毒者は現在も健在で、鼻モゲラにならない精神薬や眠剤の情報がネットで簡単に手に入る。

アシュトンマニュアルでさえ、焦り過ぎていると俺は感じる。
それよりもゆっくりのペースで減薬しないと先ず失敗するのは目に見えている。

俺の場合はレキソタンとソラナックスとドグマチール。
ベンゾのソラナックスは長い期間をかけて断薬し、新薬で近年よく処方されるドグマチールは意外とすんなりやめられた。

眠剤に手を出さないでよかった。
眠剤もほぼほぼベンゾだからだ。

初めは精神薬、特に抗不安薬を神だと思った。
日常生活で当たり前のように降り掛かるプレッシャーや原疾患の苦痛を簡単に吹き飛ばしてくれた。

病気が治った、と誤解した。
これが馬鹿だった。
解熱剤を飲んでる内に風邪が治ったという馬鹿はいまい。

不安や鬱を吹き飛ばす、それほど優秀な薬ならば世界中の人間が服用するに違いない。
問題は出口だった。

wikiのベンゾジアゼピン離脱症候群に記載されている症状の9割を体験した。
地獄とは正にこの事だと思った。

1時間やそこらの浅い睡眠。
およそ23時間終わらない苦痛だ。
それを何日も何日も、下手すれば3年程味わう羽目になる。
俺の根性じゃ無理だった。

不安障害や鬱病程度で叩いていい門ではなかった。
精神医療から抜け出すということは、全てを失う覚悟が必要だということだ。

大分端折ったが、俺はしばらく精神医療について色々調べた。
同じように薬で苦しむ人達のブログを読み、そのような人達にネットでコンタクトをとった。
また、身近で精神科や心療内科に通院している人達からも話を伺い、薬についてもある程度は詳しくなった。

この国の闇だ。
人の命は金よりも軽いらしい。

薬漬けという言葉を誤解しない方がいい。
たった1錠のデパスでも長期服用すればあっという間に耐性と依存性が付いてくる。
あーあと、副作用ね。