ルビー色の花野
風の妖精
秋風の歌をきいてる
やさしい歌声
ボクも歌ってみようかなあ
、
((‥音痴だけど))
秋風の歌をきいてると
ふたりの、刻、
が‥ながれてゆく
ゆっくりゆっくりおねがいね
ボクはねえねとの時間、を
ゆっくり抱きしめていたいの
はじめの訪れよりもずいぶん
ルビー色が濃く、背がたかくなっていた
お花みらんち
カフェさんらんち、お持ち帰り
あったかスープ
降ってくるにおいのなかで
みごとな金色の花ざかり
あまりに遅いから、なかば、あきらめてたのに
ありがとう
おととしも、降るように咲いた
そして、きょねんは、数粒
そのとき、かすかにかすかにおもった
おととし、降るように咲いてくれたとき
くんくん、してくれる宝物の姿がみえにくいのに
咲いてくれてもうれしくない
なんてつぶやいたから
ことし(きょねん)咲いてくれないのかな
なんておもった
ごめんなさい
やっぱり降るように咲いてほしい
そしたら、きっと、ふたりで
かわらず、くんくん、するからと
きょねん、そんなふうにあやまった
ことし、こんなに咲いてくれた
たんに、草木の都合天候気候の都合
とわかっているけど
ふたりのきもち
わかってくれてる、とおもいたい
ひとりよがりふたりよがり
母とさんにんで苗木を植えた
翌秋、車椅子はからっぽ
まかろんの背丈の木に咲いた、
ちっぽけな花粒‥それで
ちいさな庭はあふれるにおい
ちいさなふわふわが、くんくん
ちいさな木はおっきくなり
ちいさなふわふわは、歳をかさね
そうして‥‥‥なぜか‥‥
いえ、、、いまもかわりません
この金色の木をくんくんくんくん
かわりません
金色の木にありがとう
甘いにおいのちいさな庭
はんたいがわの隅っこ
石蕗もいっきに花ざかり
月夜の月んぽ
おっきなおっきな月の出にあいたくて
夕方もろもろ予定変更スタンバイ
そんなときには〜あえないもんだ
夕空はあざやかなのに
360度どこにもいない
「目」に自信がないので
月友たちにもかくにん
「いる?いないよね?いないよー」と
かわりに
みごとな夕焼け
ニガテでめんどうな申しこみに成功し
きにかかるうちあわせをし
ほっとしてのんだくれ
夜更けて‥あえた
冬のイルミネーション設置

















































