川平の海〜♪
波の音に光が躍ってる
風がながれていく
ほらほら
あんなにちいさかった浜辺が
とってもおっきい
船たちは、すっかりお仕事モードの昼の顔
砂はまだ暑くないから、歩けるよ
せっかくだから
いつもは行かない先まで歩いてみた
きもちいーなーっ
ここまでくると
浜辺をふたりじめ
波の声に耳をすませてみたり
風の声に耳をかたむけてみたり
ボク、たくさんお写真撮ったよ
ボクのちいさなカメラには
たくさんたくさんの島じかん
ボクとねえねの浜辺
ボクとねえねの海
ボクとねえねの場所
ボクとねえねの南の島
ねえねが、この浜辺をはじめて訪れたときは
真っ赤なサマードレスを着た花嫁さんが、お写真を撮っていて
でも、お婿さんはしっかりタキシードで
男性はたいへんね^^なんて、母と笑った
でも、お婿さんはしっかりタキシードで
男性はたいへんね^^なんて、母と笑った
そして、グラスボートにのった
南の海の煌めき
南の島の太陽の光が
碧い水のなかに躍っていた
夜明けの波音がきこえた
毎夕、スコールのあと、虹がみえた
降るような星空の浜辺を歩いた
びっくりするような、月明かりの夜もあった
浜辺で夜釣りをする人たちのそば
ニャンコたちがお行儀よく、お魚を待っていた
夜明けの浜辺を歩く娘に
すぐそばの部屋から、母のいびきがきこえるようだった
水圧が低くて、シャワーにいつもクロウした
お料理はいつも最高だった
けど、さいごのあのとき
みんながちょっと腹をたてた、それでも、けっきょく、大笑いの「塩ケーキ」エピソード
降るような星空の浜辺を歩いた
びっくりするような、月明かりの夜もあった
浜辺で夜釣りをする人たちのそば
ニャンコたちがお行儀よく、お魚を待っていた
夜明けの浜辺を歩く娘に
すぐそばの部屋から、母のいびきがきこえるようだった
水圧が低くて、シャワーにいつもクロウした
お料理はいつも最高だった
けど、さいごのあのとき
みんながちょっと腹をたてた、それでも、けっきょく、大笑いの「塩ケーキ」エピソード
そんなエピソードとともに
オーベルジュは、きえていった
母の旅立ちをともにするかのように、きえていった
母のさいごの数週間まえ、たまたま
新聞に川平の写真をみて、母は
「ママの川平〜」とさけんだ
母は、この浜辺を
川平を心から愛していました
それは
この浜辺を愛した
ということ、プラス
この浜辺での、娘との時間を愛してくれたのだとおもいます
そんなオーベルジュは、きえてしまったけれど
お隣のお土産さんとの
そこのお友達とのやさしいご縁はつづいた
母がうごけなくなっても、かわらなかった
母がみえなくなっても、かわらなかった
そんなオーベルジュは、きえてしまったけれど
まかろんとの、あたらしい、第二の我が家との出逢いができた
そして
オーベルジュは、きえていった
母の旅立ちをともにするかのように、きえていった
母のさいごの数週間まえ、たまたま
新聞に川平の写真をみて、母は
「ママの川平〜」とさけんだ
母は、この浜辺を
川平を心から愛していました
それは
この浜辺を愛した
ということ、プラス
この浜辺での、娘との時間を愛してくれたのだとおもいます
そんなオーベルジュは、きえてしまったけれど
お隣のお土産さんとの
そこのお友達とのやさしいご縁はつづいた
母がうごけなくなっても、かわらなかった
母がみえなくなっても、かわらなかった
そんなオーベルジュは、きえてしまったけれど
まかろんとの、あたらしい、第二の我が家との出逢いができた
そして
そのことば、は、かなわなくなった
「まっとうでき」ていない、ふたり、だから
それでも
いつかきっとまた
この浜辺を、ふたり、で歩く
きっとまた、かならず
そのとき
かけがえない思い出のつみかさなりは
そっと、ふたりをつつんでくれるはず
あなたが傍らにいてくれる
あの日々、母と寄り添ってみた景色を
ふたりでみている
母と歩いた小径を
あなたと歩いている
南の島の光のなか
ふたりの時間を刻む
あら
やどかりさん^^
ひどく足跡だらけで
わかりにくいけれど
♡まかろん♡
この夏もまた
浜辺に手紙をおいてきた
波紋‥
波に呼ばれて、海に還った浜辺は‥足跡だらけの浜辺は
真っ白になって、また、戻ってくる
日々の営みのつみかさなりは
いったん綺麗に消されて
また、あたらしい頁に、あたらしく足跡が刻まれていく
それでいて、かわっても、かわらない
たいせつなものは、かわらない
そんな時間に逢うために、ふたり
まいねん、この島へ「かえってきて」いました
あの夏もこころにつぶやいた、いつものことば
いつか
いつか
この浜辺を、ほんとうに、ひとりきり
で、歩くときがくるのだとおもう
そのとき
かけがえない思い出のつみかさなりは
そっと、そばに寄り添ってくれるはず
そのことば、は、かなわなくなった
「まっとうでき」ていない、ふたり、だから
それでも
いつかきっとまた
この浜辺を、ふたり、で歩く
きっとまた、かならず
そのとき
かけがえない思い出のつみかさなりは
そっと、ふたりをつつんでくれるはず
波音のむこう
南の風のむこう
光のむこう
かならず、かえってくるもの、があるのだと
ボクのちいさな足跡も
ボクの手紙も
波がまた、海のむこうへと届けてくれたでしょう
こんどは、そのへんじをうけとりに
真っ白な浜辺
眩しくて目があけていられないような浜辺
真っ青な海
心が透きとおってとけていきそうな海
きっとまた
See you 𓇼 𓂃 𓈒𓏸
緑陰のむこうの
波音を
白く光る浜辺を
そして
ふたりの姿を
みつけにいこう
𓇼⋆゜まかろんの南の島だより𓂃◌𓈒𓐍𓇼*
2025 no.35
♡⃝⋆˻˳˯ₑ⋆♡⃝まかろん♡⃝⋆˻˳˯ₑ⋆♡⃝
🐾母からのさいごの最幸のおくりもの🐾







































