ご飯のこさずたべるよ‥‥‥2023.5.10‥ | あとりえまかろん まかろんのへや

あとりえまかろん まかろんのへや

ちいさな家族、まかろんとの日々をたいせつに紡いでいきたい‥ちいさな歩幅でゆっくりふたり歩いていきます。
つないだ手、いつもいつまでもはなすことなく‥



    ボクはねえねの王子さま

 あの日までもあの日からもこれからもずっと

ボク、ママとのお約束まもりたかったんだ

だから
あの14歳の年‥いっしょうけんめい
ごはんたべてた、のこさないでたべてた
ボク、ご飯そんなにほしくない、たいぷ
それまでは、のこしてばかりだったのに

  ねえねのそばにいる
  できるだけながくできるだけげんきで

それが、ママとボクとの、あのさいごのお約束

だから、あのお誕生日に、のこさずたべるってきめた
だって、ボクはもうかなり、おじーちゃん
になってきていたから
ねえねがそのことで、そっとこころをいためてるのをしっていたから

しっかりたべて元気でいる努力をするんだよ
そんな声が、ご飯のとき、ボクの耳元にきこえてた

ねえねが、まいにち、空っぽのお皿をみて
とてもとても嬉しそうで
ボクもとっても嬉しかった

あの春の健康診断でも、イタタの関節以外は問題なく
ボクは、我が家にきてからずっと
ドクターには「ほめられ」つづけてた

  こんなに華奢でこわれそうにみえるのに
  とてもとてもタフでがまんづよいですね

って

関節のオペ、何回もしたボク
おなかもよわい
けど、芯がつよい
いつもずっと診てくださってきたドクター
の、ことば

  ‥  な の に ね ‥
     w    h    y

でも、だから
これからもまもるよ
ねえねをまもるよ

ねえねは、ボクをまもりなおしたい、というけれど
ボクは、ねえねをまもりつづける

そうきめている

ボクたちはできるだけ、たいせつなひとのそばにいないといけない
 ‥それが叶わなくなるギリギリまで
それがボクたちが神さまから与えられた、おしごと
dog   はんたいから読むと god

ボクはねえねの王子さま
あの日までもあの日からもこれからもずっと

   ふたりの暮らし








いったんこぼして食べる、オカシナクセ


でも、14歳のお誕生日までは

こぼされた粒々、その半分以上は放置のまま

なのに、あのお誕生日からは



ちゃんと綺麗にたべてくれてた


たべはじめるまで、ぐずぐずぐずぐず

たべはじめてからも、ねえねがずっと

まんまえにすわってないと

たべるのやめちゃうんだけど

それは、ずっとかわらないんだけど

それでも


綺麗なお皿




げんきでいようとしてくれてる
そばにできるだけいようとしてくれてる

そんなメッセージがつまった、空っぽのお皿

    ‥  な の に ね ‥

       w    h    y

       2023.5.10

    ♡⃝⋆˻˳˯ₑ⋆♡⃝まかろん♡⃝⋆˻˳˯ₑ⋆♡⃝

 🐾母からのさいごの最幸のおくりもの🐾